30代、40代はうつ病になりやすい!?うつと診断された場合の治療法とは?

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うつ病は他人事と思っていませんか?

この病気の怖いところは自分が気がつかない間に病状が深刻化していることです。
また家族、周囲の人の理解が必要な病気です。

今回はうつ病についてご紹介します。
気になる点があったら、一人で抱え込まないようにしてください。

1.うつ病の現状

厚生労働省が実施した全国の医療施設を対象とした調査によると、うつ病の患者数は平成26年で約114万人にも上る結果が明らかとなりました。

これは平成8年の患者数約20万人から実に5.5倍以上の増加となり、この先も増加傾向は続くと考えられています。
うつ病は、これまでは見過ごされがちな病気とされてきましたが、今では現代社会における深刻な疾患の一つとして位置づけられています。

とりわけ自殺の背景としての精神疾患として深刻視され、厚生労働省をはじめ各自治体で様々な対策が取り組まれています。

勿論、世界的にもWHOが定める世界保険デーのテーマにも取り上げられるなど、この問題に対する取り組みは年々強さを増している状況です。

2.うつ病とは

そもそも、うつ病とは『心の風邪』と言われているほど、誰もがなりうる身近な病気として知られていました。

しかし、その症状が見た目で判別し辛いために周囲の理解が得られにくく、また精神科医を受診しても必ずしも適切とはいえない投薬が行われていた実態がありました。

しかし最近ではうつ病は、脳内の神経伝達物質であり心を落ち着かせる働きをもつセロトニンや、気力のアップに関わるホルモンの一種であるノルアドレナリンが不足、これらの物質に反応する神経の働きの悪化などが要因の一つとして考えられるようになりました。

すなわち、心の疾患であると同時に『脳の病気』としても認知されるようになり、治療法の抜本的な見直しが進められるようになりました。
うつ病の診断から治療方法については後述することにします。

3.うつ病の要因と種類

さて、一口にうつ病と言っても様々な要因が存在します。

うつ病の要因には心理的要因と、生物学的要因に大別されます。

2-1.うつ病の心理的要因

まず、心理的要因の大きな要素にはストレスが挙げられます。
誰しもストレスは多少なり抱えていますが、限界を超えた過剰なストレスによりうつ病が発症すると考えられています。

ストレスと引き起こす要因は『ストレッサー』と呼ばれていて、気温の変化・騒音などの物理的ストレッサー、薬物・タバコ、アルコールなどの化学的ストレッサー、細菌・カビなどの生物的ストレッサー、不安・怒り・悲しみなどの心理的ストレッサーなどが挙げられます。

これらのストレッサ-がもたらすストレスは三段階の受け方があり、緊急に対応しようとする『一段回目:警告期』、ストレスに対する抵抗力が付く『二段階目:抵抗期』、ストレスによって抵抗力が低下し病的な症状が出だす『三段階目:疲弊期』に発展することでうつ病が発症すると考えられています。

特にここで言う心理的要因は、様々なストレッサーによる心理的ダメージによる要因と言い換えられます。

ちなみに、ストレスの影響を受けやすいタイプとして競争心が強く負けず嫌いで、行動力が人よりも優れている人が多いです。

一見ストレスに負けない強さを持つタイプに見えがちですが、ストレスに侵されている自覚を受けにくく、知らず知らずのうちに無理をし、先程述べた3段階目に突入してしまい、うつ病を発症してしまいます。
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3-2.うつ病の生理学的要因

次に生物学的要因ですが、これは先程うつ病の説明で触れた脳のバランスの乱れを意味します。

すなわち、恐怖や不安などの精神状態とかかわりがあり、ストレスに対処するために分泌される『ノルアドレナリン』、消化器官や体温調節、さらには感情、情緒にも関わるとされる『セロトニン』、ホルモン調節、運動、意欲の向上に関与する『ドーパミン』などの神経伝達物質が正常に働かなかったり不足することで、うつ病を発症すると考えられています。

これらの要因については全て解明されているわけではありませんでしたが、実施に自殺者の脳を分析したところノルアドレナリンやセロトニン、ドーパミンが正常値よりも下回っていた報告例も存在します。

 このようにうつ病の種類は、心理的要因によるうつ病を『心因性』、生物学的要因によるうつ病を『内因性』、さらにこれらとは別に、脳疾患や薬物が原因による『外因性』として分類されます。

4.うつ病を発症しやすい年代とは?

うつ病になる要因やきっかけは、世代や環境・男女差で様々です。
では、どのような年代がうつ病を発症しやすいのでしょうか。

4-1.20代の新社会人

新しい環境がスタートする局面、とりわけ新社会人などの学生時代から社会の荒波に揉まれ始めるタイミングで、人間関係の難しさ、仕事量の多さ、理想と現実のギャップにより目標の喪失感や無気力といった症状にみまわれます。

これを『アバシ-シンドローム』といい、逆境への適応や、周囲のサポートがうまく得られない場合、うつ病として発症する可能性があります。

4-2.中高年

中高年には仕事面や家庭面で多くの負担が掛かりがちです。

この年代は仕事面においては責任のあるポジションに就いているケースが多いでしょうし、家庭面では子供の進学や親の介護など、様々なストレスが原因となりうつ病を発症する可能性があります。

代表的な例として中間管理職が上司と部下の板挟みとなることで陥るうつ病、親の介護や死別等による精神的なストレスやショックによるうつ病など、様々な要因が挙げられます。
(おすすめ記事→働く男性のストレスマネジメント

うつ病にはこの他にも様々なケースが考えられ、人ぞれぞれ立場や環境で発症のきっかけや症状が異なりますし、人によっては自覚が難しい病気です。

また、他の病気と同様手遅れが命取りとなるケースも少なくないため早期発見が肝心です。

厚生労働省のホームページでは、うつ症状チェックリストや、うつ症状エピソードが閲覧できます。
これらを利用し、うつ病の疑いが少しでもある場合は速やかに医療機関への受診することが肝心です。

5.うつ病の診断、治療方法

医療機関への受診は早いに越したことはありませんが、『自分だけは大丈夫』と考えたり、またはうつ病と診断されることへの恐怖心から受診を避けるケースがあります。

うつ病の自覚症状としては、気分の落ち込み、意欲の低下、仕事の能率の著しい低下、体調の異変(疲れが取れない、不眠症になる、食欲がわかない等)などが挙げられます。

これらの症状が2週間以上続き、さらに周囲の助言に耳を傾けられなくなるほど判断力を欠き始めた場合、必ず医療機関へ行くようにしましょう。

うつ病に対応する医療機関としては、精神科医が診察する精神科・精神神経科・神経科、心療内科医が診察する心療内科、神経系の内科医が診察する神経内科、脳外科医が診察する脳神経外科が主な診療科目となります。

受診する医療機関を決めるポイントとしては、症状にマッチした科目の受診が大前提となりますが、それ以前に通いやすいことや医師との相性など、最後まで治療を続けられることが重要になります。

うつ病の治療には数カ月から数年かかると言われており、一進一退を繰り返しながら大きく3つの段階を経て回復に至ります。

まず、うつ病の初期段階である『前駆期』、そして様々な症状が現れる『極期』、最後に治療と休養によって回復に向かう『回復期』の三段階で回復に至ります。

ですが最後の回復期が要注意で、症状の安定や余裕による油断から治療が疎かになり最悪の結果を招くケースも少なくありません。

治療方法には投薬治療や精神療法など様々な方法がありますが、最後まで油断せずに周囲のサポートを含め治療し切ることが重要で、回復に至ったあとも再発防止に気を配ることも重要です。

6.うつ病の人との接し方

前段でも触れましたが、うつ病の治療には周囲のサポートが不可欠です。

ただ、間違ったサポートで逆効果とならないよううつ病に対する正しい知識が必要となります。
本人の苦しみを理解し、日々の通院や薬の服用をしっかり続けるよう支えることも大切です。

一方で、支える側の負担も小さいものではありませんので、自分自身の心身の健康管理にも十分気をつける必要があります。

うつ

まとめ

うつ病は社会の問題点を背景とした、いわば現代病といっても過言ではありません。

発症の原因やきっかけも多様化している上に、老若男女誰にでも掛かりうる可能性を孕んでいるため、正しい知識が不可欠となります。
この記事がそれらの理解を深めるきっかけとなりましたら幸いです。

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Yuruu

Yuruu

エステティシャンの国際ライセンスを取得後、有名輸入化粧品の営業を担当しました。 全国の美容外科、皮膚科を訪問し、著名な先生との美容に関する講習会を経験。 気になったものは自分で試さないと気が済まない性格で、現在ダイエット中の夫に協力し てもらい、本当に結果が出るものを追求しています。 そんな中で美容に関する豆知識や、良かった商品、失敗体験など、ご紹介したいと思いま す。
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