基本的な体重の増減は、運動の量と食事の量によって変わりますが、自律神経のバランスによって同じ運動量と食事量でも太りやすかったり、太りにくかったりします。
この自立神経のバランスによって影響を受けやすい体の機能の1つが腸です。
この腸の機能によって、体重の増減は大きく変わります。
腸の働きとは?
食物の消化吸収の役割を担うのが腸です。
つまり消化吸収が活発に行われるかによって体重は変わるわけですから、腸の働きがとても大事ということです。
腸内には100兆個を超える腸内菌があるといわれ、善玉菌、悪玉菌、日和見菌に大別されます。
理想的な組み合わせは、
善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7
となります。
また、
悪玉菌が増えると太りやすくなり、更には健康状態に悪影響を与えます。
善玉菌
ビフィズス菌、乳酸菌などに代表される菌で、主にビタミンの合成、消化吸収の補助、感染防止、免疫強化などの役割を果たし、健康維持や老化防止に役立ちます。
オリゴ糖などを多く摂取すると善玉菌が増え、腸の働きが活性化されます。
悪玉菌
ウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌(有毒株)などに代表される菌で、主に腸内腐敗、細菌毒素、発がん性物質の生成、ガス発生などの影響があり、健康阻害、老化促進と人体へ悪影響を与えます。
乳酸や酪酸といった有機酸が多い環境では増殖しにくいので、ヨーグルトを食べるなどして悪玉菌対策をすると腸内環境が良くなります。
日和見菌
バクテロイデス、大腸菌(無毒株)、連鎖球菌などに代表される菌で、悪玉菌が増えると有害な作用を引き起こす菌です。
善玉菌と悪玉菌の優勢な方に加勢する性質を持ちます。
腸内の約7割を占めるので、善玉、悪玉のどちらにつくかで、腸内環境が大きく変わります。
腸内環境を良くする方法
1つは自律神経のバランスをコントロールして、内面から改善する方法です。
腸は自律神経の影響を受けやすい体の器官の1つですから有効です。
自律神経のコントロールについてはこちら
→自律神経を整えて太りにくい体質を作ろう!
もう1つの方法は、外部からの刺激によって腸内環境を整える方法です。
腸は動きが停滞すると働きが悪くなってしまうので、外部下らの刺激で動かすことが大切です。
そのために有効な方法が、食事と運動です。
腸に良い食事とは?
腸は飲食物が入ってくることによって動き出します。
相撲取りが太るために、食事を1日1食にしている理由の1つに腸を動かさないことがあげられます。
なので、逆に痩せたければ、腸を頻繁に動かすために少量でも良いので、水分をとり、食事をすることが有効です。
ダイエット中でも、朝と夜は水分とバナナ1つだけなどの少量の食事をするかしないかで大きく変わりますので、1日3回は腸を動かすことがお薦めです。
乳酸菌やオリゴ糖、グルコン酸、食物繊維などを積極的にとると、より腸に良いといえます。
腸に良い運動とは?
激しい運動は逆効果です。
腸は、副交感神経が働いているリラックスした状態で動き出すので、ゆっくりしたウォーキングなどの運動がお薦めです。
食後に散歩をするなど、定期的に軽い運動をすることが腸にとって良い運動といえます。
腸内環境は人体にとって大事
腸は人体にとってとても重要な期間です。
適度な食事と適度な運動で腸を動かし、善玉菌を増やし、良質な血液に栄養を運んでもらいましょう。
どんなに忙しくても、ヨーグルトを食べる、果物を食べるなど少しでも良いから食べ物を口にし、水を飲むことと、通勤時の電車は立つとか、駅でエスカレーターを使わず、一段とばしで階段を昇るなどの日常での軽い運動をすることが、働く男性にとって手軽なダイエットになります。
まとめ
自律神経の大切さと、腸内環境の大切さをお伝えしました。
せっかくダイエットを頑張っても、痩せにくい体質になっていたら、努力も水の泡です。
少しの努力で、痩せやすい体質、太りにくい体質が作れます。
ぜひ実践していきましょう。
働く男性のダイエット@健康
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