いよいよ夏本番、薄着になる季節だからこそお腹回りのお肉が気になります。
そんなとき多くの方が思い浮かべるのが「ダイエット」でしょう。
ダイエットの目的は人それぞれですが、痩せたらその体型を維持したいはず。
今回は、ダイエット後の体型を左右する筋トレについてご紹介します。
1.ダイエットに筋トレは必須!その理由とは!?
単に痩せることが目的ならば、極端な話、食事を抜けば良いのです。
食事さえとらなければ、だいたい痩せることができます。
しかし食事を抜いて痩せたとしても、一年後に同じ体重を維持している人が果たしてどのくらいいるのでしょうか。
キツイ食事制限をして痩せたのなら、その後はつい「ダイエットに成功したから少しくらい食べても平気」という考えになり、多くの人がリバウンドをしてしまいます。
そんなことがないよう、ダイエットに「筋トレ」は必要です。
筋トレはスタイルを良くするだけでなく、基礎代謝が向上しエネルギーが燃焼しやすい体にしてくれます。
(人気記事→腰回りのダイエット方法!的確な筋トレで引き締まったボディへ)
2.体重は増えてないし見た目も平気。でもそれって「隠れ肥満!?」
30代から40代の働き盛りの男性。
その多くが責任のある仕事を任せられるようになり、食生活が乱れたり、きちんと睡眠をとれなかったりすることもあるでしょう。
そうしたアラフォー世代の男性ならば、体系に変化が表れて当然です。
基礎代謝が20代のころに比べると落ちていることもあり、若いころに比べると太ってお腹が出てきた、という方も多いでしょう。
しかし中には「見た目も体重もさほど増えていない」という方もいるかもしれません。
よほど食生活に気を付け運動も適度に取り入れている方なら分かるのですが、仕事が忙しいうえ食生活も乱れている、それなのに見た目が変わらないといった方は要注意。
それは「隠れ肥満」かもしれません。
3.内臓脂肪が多い「メタボリックシンドローム」
隠れ肥満とは、見た目では太っていないのだけれど、体の内側にある「内臓脂肪」が増えている状態を言います。
内臓脂肪はその名のとおり内臓の周りに蓄積される脂肪であり、見た目的には太って見えないのでダイエットに対する本人の自覚も薄くなります。
しかし内臓脂肪が増えることにより肝臓の周りにつく「肝脂肪」のリスクや、肥満、高血圧、高血糖などのリスクが高まります。
これがいわゆる「メタリックシンドローム」と呼ばれるものであり、外側に出やすい皮下脂肪よりも健康に害を及ぼすものとして留意されています。
(オススメ記事→脂肪肝は怖かった!知っておくべき症状と治療方法)
お腹がまだそれほど出ていない、体重が変わっていない人でも食生活の乱れた30代、40代の男性は注意が必要です。
誰もがメタボ予備軍であることを自覚し、適度なトレーニングをしてダイエットに励みましょう。
4.筋トレとダイエットの密接した関係、まずは基礎代謝を増やそう
よくダイエットをするにあたり「基礎代謝」という言葉を聞いたことはありませんか?
基礎代謝は人間が生活するうえで必要な最低限のカロリーのことです。
年齢を重ねるとともに低下するので、年齢を重ねてもたくさん食べていた若いころの食事と同じ量の食事をとってしまうと、「余剰カロリー」が生まれて、結果的にそれが「脂肪」となり体内に蓄積されます。
年齢を重ねるうちに太っていくのはこうしたメカニズムがあるからです。
この悪循環を断ち切るのに有効な手段が「筋トレ」です。
体にある筋肉の量が増えればその分基礎代謝量も増えます。
ある実験では今の体の状態から筋肉量が約4キログラム増えると、一日あたり190キロカロリー基礎代謝量が増えるという実験結果も出ています。
筋トレをすることで基礎代謝を高め、極端に言えば「眠っている間でも体脂肪を燃焼している体」を手に入れることができるのです。
5.筋トレを維持することが何よりも大切
筋トレ方法というのは今やさまざまな方法が存在し、人によって指導法も多々あります。
体を痛めないようにトレーニングするのが理想であり、初めて生活に筋トレを取り入れたい方ならば最初はプロに相談したほうが理想的です。
しかし時間もなくいきなりトレーニングジムなどに行くのに抵抗があるということであれば、自宅で簡単にできる筋トレを取り入れましょう。
代表的な筋トレと言えば「腕立て伏せ」「スクワット」「腹筋」の三つでしょう。
このどれも気合をいれて行うのではなく、ゆっくりと息を吐きながら動作に時間をかけて行います。
(オススメ記事→腹筋の100倍の効果!?朝のスクワットで簡単ダイエット)
いきなり三つを始めるのは大変ですから、例えば朝起きてすぐに腹筋をゆっくりと10回行う、といった風にプログラムを組むと継続しやすくなります。
ダイエットに筋トレが欠かせないと分かったら、いきなり体に負荷のかかるトレーニングを無理して行ってしまう人もいます。
しかし筋トレを短期間行い、いきなり何キロも痩せるということはありません。
筋トレはあくまで継続して続けることが大切であり、週に2回、時間をかけて行うだけでも基礎代謝を上げてくれる効果があります。
体に無理のある筋トレを短期間にバリバリ行うのではなく、長く継続できる筋トレメニューを自分で選び、継続していくことが何より大切です。
まとめ
筋トレはダイエット効果を高めるだけでなく、基礎代謝を上げ、結果的に健康にも非常に良い影響をもたらしてくれるトレーニングです。
普段「時間がない」と言っている働き世代の男性でも、一日10分程度の筋トレをまずは取り入れてみてはどうでしょうか。
今はそれほど太っていない、健康に心配はないと思っている方でも、積極的に筋トレを生活に取り入れることにより将来「あのころから筋トレをやっておいて良かった」と感じる日が来るかもしれません。
ダイエットだけでなく自分自身の健康を保つためにも、自分に合った筋トレ方法を見つけて実践していきましょう。
寄稿者
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