ダイエットによって健康効果も得られる、といううまい話があるのをご存知でしょうか。
その方法はあの有名な加圧トレーニングです。では、いったいなぜそのようなことが行えるのか、紹介していきます。
加圧トレーニングとは?
加圧トレーニングは血流を制限して筋トレを行うトレーニング方法です。スポーツ選手などが行っていることで有名になり、今では一般の人でもジムなどで行うことができます。
加圧トレーニングは少ない運動量で大きな運動効果を得られるトレーニングですので、体を痛めやすい人や、時間の無い人、短期間で体を鍛えたい人などに人気があります。さらに、健康効果を期待する人からも支持が高いです。
いったい、どうして加圧トレーニングはこれほどまで人気があるのでしょうか。得られる効果を紐解いていけば、その人気の秘密をうかがい知ることができます。
筋肉量が増えることで基礎代謝が増える
基礎代謝とは人間が生きているだけで消費するカロリーのことです。
極端に言えば、一日まったく運動をしなくても、基礎代謝の分だけカロリーが消費されていくことになります。
つまり、同じ量の食べ物を食べ、同じ量の運動をしたとしても、基礎代謝が高い人と低い人では、数ヵ月後、体重に差が出てきてしまうということなのです。
勝手にカロリーを消費してくれるのですから、ダイエットを行う人にとっては基礎代謝は高いほうが良いです。
そして基礎代謝をあげるために必要になってくるのが、筋肉です。
筋肉はそれ自体を維持するのにエネルギーを消費します。つまり筋肉が多ければ多いほど、体は勝手にエネルギーを消費し、基礎代謝も上がるということなのです。
加圧トレーニングは多くの負荷を筋肉にかけることができるため、効率よく筋肉を鍛えることができます。そのため、基礎代謝が上がり、大きなダイエット効果を得られるのです。
成長ホルモンが増加する
加圧トレーニングを行うと成長ホルモンが増加します。
成長ホルモンは20代前半を皮切りに、一気に排出される量が減少してしまうため、これを手に入れるためには運動をしなければなりません。
成長ホルモンは夜に活発に動き出します。
そして、内臓脂肪を分解して、体の細胞を修復してくれるのです。
つまり、ダイエットを行う人にとっては、喉から手が出るほど欲しいホルモンだということです。
さらに成長ホルモンはアンチエイジングにも効果があります。肌のターンオーバーや髪の毛が生え変わる周期も正常になりますので、薄毛に対する効果も期待できるのです。
ここで疑問に思うのが、どうして加圧トレーニングを行うと成長ホルモンが増えるのか、ということです。
加圧トレーニングでは腕にバンドを巻き、血流を制限した状態で運動を行います。
ということは、筋肉が回復する際に必要な酸素も制限されてしまうということです。
そのような状態で運動をしていると、筋肉は悲鳴をあげているにも関わらず回復することができないという状態が続きます。
そして、体が筋肉を救うために、細胞を修復するための成長ホルモンを分泌するのです。
つまり、成長ホルモンを分泌させるためにもっとも効果的なトレーニングが加圧トレーニングだということになります。
免疫力がアップする
体にはNK細胞という、体外から侵入したウイルスを攻撃してくれる細胞が存在します。
NK細胞はガン細胞に対しても有効性を発揮する細胞です。つまり、NK細胞が多ければ、感染症やガンのリスクを下げることができるということです。
そして、このNK細胞はある特性を持っています。
それは、運動をすると動きが活発化し、それまで以上に侵入したウイルスやガン細胞を攻撃してくれるようになるということです。
それはつまり、体の免疫力を上げてくれるということになります。
まとめ
加圧トレーニングで多くの効果を得られるということがわかっていただけたでしょうか。
ダイエットも行うことができ、健康的にもなれる。
これほど嬉しい効果を複数与えてくれるダイエット方法は他にないでしょう。
近くにジムがあるようでしたら、顔を出してみてはいかがでしょうか。
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