飲み会が続く時期や、歓送迎会が重なる時期は二日酔いが不安という人も多いでしょう。
飲み会を好む上司や顧客がいて、飲み会が避けられないと言う人もいます。
二日酔いは、日ごろ意識していない部分を気をつけることで予防することができます。
今回は飲み会時にできる二日酔い対策をご紹介します。
1.飲み方を見直す
仕事のストレスでお酒を飲みたくなることは誰にでもありますが、ストレスや疲れがたまっているほど二日酔いになりやすくなります。
疲労がたまっていれば体のアルコール分解能力が下がるため、酔いやすくなるのです。
一度酔ってしまうとブレーキが利きにくくなるため、ひどい二日酔いになる可能性も。
わかっていてもなかなか止められないという人も多いでしょう。
ポイントになるのが飲酒量のコントロールです。
人によって飲めるアルコールの量は異なり、すぐに酔ってしまう人や二日酔いになる頻度は異なります。
疲れていても気持ちよく帰れる程度なら大丈夫ですが、毎回二日酔いになるようであれば飲み方自体を見直す必要があります。
たとえば飲み放題のお店によく行く場合、一杯の満足感にこだわったお店にしてみるのもよいでしょう。
年齢が若いうちは量を追及しがちですが、年齢を重ねるとアルコールの分解能力が弱まってきます。
疲労感が抜けにくいことから、二日酔いになりやすい状態が続いてしまうこともあります。
体調に合わせて飲む量を調節する意識は重要で、飲む量や飲み方を見直すことが二日酔い対策になります。
おいしいお酒を味わう、一杯をじっくり飲むスタイルにしてみると二日酔いになりにくいでしょう。
(おすすめ記事→お酒を飲む前に!気持ちよく飲んで二日酔いしない予防法とは?)
2.水もセットで飲む
お酒をたくさん飲まなければ満足感が得られない場合は、積極的に水を飲んで緩和することも大切になります。
アルコールが回るまでの時間は人によって違います。
アルコールが回るよりも飲むペースが早いと二日酔いにもなりやすくなるため、ペースを考えて飲みましょう。
水を飲むことが大切なのは、脱水症状を防ぐためでもあります。
アルコールの分解には水分が重要な役割を果たしています。
水分が不足してしまうと体調不良から酔いやすくなる可能性があがり、二日酔いになる可能性も高まります。
水を合間に飲んで、お酒を飲むペースをコントロールすることは大切です。
同じお酒の量を飲む場合でも、二日酔いになる可能性を大幅に減らしてくれるのです。
喉が渇いている場合はそれだけアルコールの吸収も早くなる可能性が高いため、まずは水を飲んでからお酒を飲むなど、ワンクッションを入れるだけでも大きな違いが出ます。
水ではなく、ジュースやソーダ水などを飲むのもよいでしょう。
ソフトカクテルを頼むなど、うまく調整することで二日酔いを防ぐことができます。
3.予算を限定する
二日酔いを避けるために、予算を最初から限定してしまう方法もあります。
まず前提になるのは、飲み放題のお店を避けることです。
飲み放題にしてしまうと元をとろうと飲みすぎてしまう人が多く、二日酔いで悩みがちな人は避けたい場所の一つです。
おすすめなのが、最初から予算を告げて飲食する方法です。
食事とお酒などを合わせていくらなどと伝えておけば対応してくれる飲食店も存在し、気持ちよく酔って帰るために行きつけの店を作る人もいるほどなのです。
残念ながら、チェーン店などでは対応してくれるお店が少ないのが現状です。
細やかな注文ができる場所は小規模な居酒屋などのことが多く、料理や酒の品質などにこだわる店が多くなります。
満足して帰す自信があるからこそ、注文に柔軟に応じてくれる場所が増えていくのです。
ビールや日本酒など、自分の体調に合わせて何杯までと決めて先に頼んでおけば、飲みすぎを気にすることなく切り上げることができます。
いい店を知っておくと人脈が広がることもあるため、アルコールが飲めるカフェや小規模な居酒屋、ワインバーなども覚えおくとプラスになります。
あえて高級なバーに行き、予算に応じて軽く飲んで帰るといった方法を取る人もいるのです。
4.飲み会などでは自分から注文をとる
一人の場合は飲む量をコントロールできますが、飲み会などでは難しいと考える人もいます。
人に進められてしまうと飲むペースが乱れがちで、二日酔いになりやすい状態に。
対策の一つが、自分から積極的に注文をまとめるようにすることです。
人任せにしてしまうと自分のペースで飲むことが難しくなります。
そのため、自分からウーロン茶を頼んでお酒とお酒に間を入れるなど、工夫をすると二日酔いの可能性を減らすことができます。
人数合わせでアルコールを追加されることを防ぐ意識も大切なのです。
周囲に座る人間がアルコールを進めてくる人の割合が多い場合は、最初からソフトドリンクなどを中心に飲む方法もあります。
最初からアルコールを飲んでいると断りにくくなるため、最初にソフトドリンク頼んでしまうのも方法です。
すすめられて飲む量と、自分で飲む量のバランスをとるのも大切です。
人によって酔う量や二日酔いになる量がかわるため、すすめ方が強引過ぎる場合はアルハラの可能性も。
上手な断り方を磨くことも大切で、他人のペースに合わせると自分が潰れてしまうこともあるため注意が必要です。
5.体質や年齢に合わせた見直しを
二日酔いを防ぐために、自分が二日酔いになりにくいお酒を探すと言う方法もあります。
実は日本人の多くは遺伝的にお酒に弱く、二日酔いにもなりやすい傾向があります。
年齢や疲れ具合などでも二日酔いのなりやすさはかわるため、時折基準を見直すことも大切なのです。
重要なのはアルコールに強くなることを目指すのではなく、必要な質や量を見極めることです。
体をアルコールに慣らそうとしても仕事などのストレスの方が上回ってしまうことは珍しくないため、二日酔いのリスクが高まるだけになりやすいのです。
アルコールの質と種類のチェックも大切です。
たとえば日本酒は複雑な発酵方法をとるため、二日酔いが起こりやすいといわれています。
日本酒専門店などでは1合(180ml)ではなく、半合(90ml)などから出すなど対応しているお店も多く、少量を楽しむことができます。
どの程度で酔うかを見極めながら、自分の満足できる味や量を把握していくことが上手に飲むコツになります。
比較的二日酔いになりにくいといわれているのが焼酎やウィスキー、ブランデーなどの蒸留酒です。
ワインやビールと言った醸造酒も成分が複雑になりがちなため、二日酔いになりやすい場合は見直してみましょう。
仕事で疲れているときは、食後に缶チューハイなどを飲むだけで満足できることもあります。
味が好きでどうしても飲みたい場合は、カクテルにして度数を調整するなどさらに工夫をするのもよいでしょう。
疲労がたまっているときなどは、度数の低いものにかえられるようになるとさらにプラスになります。
6.おつまみをヘルシーなものに
アルコールと合わせて、おつまみの内容を考えるのも二日酔い対策になります。
アルコールの摂取は体に負担をかけますが、おつまみで揚げ物や味が濃いものを中心に食べれば胃腸にも負担がかかりやすくなります。
食事の量とお酒のバランスが悪くて二日酔いになることもあるため、空腹を避けながらお酒を飲むなど調整が必要になるのです。
大切なのはアルコールが吸収されるタイミングです。
胃になにも入っていない状態であればアルコールで胃が荒れやすくなり、アルコールの吸収も早いため酔いやすい原因になります。
最初の一杯を飲む前に食事をするだけでも違いが出ます。
また、良く噛んで食事をすればそれだけアルコールの吸収が遅れ、酔いの回り方も緩やかになります。
肉や魚にはアミノ酸が含まれていて、二日酔いを予防してくれます。
肝機能を働かせるために、たんぱく質が重要になるからです。
とはいえ脂質が消化に負担をかけることもあるので、揚げ物などはさけたほうがよいでしょう。
中華や洋食より和食の方が負担は軽減されます。
野菜などをバランスよく食べるのも大切で、ビタミンやミネラルの補給も肝機能強化にプラスになります。
肝臓の働きが活発であれば二日酔いになりにくくなります。
お酒を飲む際に食事をとらないタイプの人は、水を飲むことと胃の中に食べ物を入れることを意識しましょう。
シジミやチーズ、まぐろなど、アルコールの分解に役立つアミノ酸を豊富に含んだ食品を意識的にとるのがおすすめです。
(人気記事→二日酔いに驚くほど効く食べ物を厳選!お酒を飲んだ翌日も無問題。)
7.カフェインのとりすぎや栄養ドリンクの使いすぎに注意
疲れがたまっているとき栄養ドリンクを飲む人や、眠気覚ましにコーヒーやお茶を飲む人は多いですよね。
しかし、注意したいのはどちらも体力の回復効果はなく、あくまで覚醒効果で疲労を感じにくくなっているだけということです。
カフェインのとりすぎや栄養ドリンクの使いすぎは疲労感を把握しにくくし、アルコールが回りやすくなる原因となります。
睡眠不足であっても本人が気付かないような状態になるため、二日酔いにもなりやすくなるのです。
仕事などで疲れている場合はドリンク剤などを使うだけでなく、しっかりと休養をとることも大切になります。
血行を良くすることで酔いが回りやすくなるケースもあるため、アルコールを飲む前や飲んだ後も避けたほうが無難です。
カフェインは緑茶や紅茶にも含まれていて、抹茶などになればよりカフェインが多くなります。
日ごろからお茶などを飲む習慣がある人は、飲み会前はカフェインをとらないという方法も二日酔い対策としてよいでしょう。
8.酔うことが目的になっている場合は要注意!
ほろ酔い気分が気持ちよいという人は多く、アルコールが好まれる理由の一つになっています。
しかし、アルコールになれてくると感覚が麻痺しやすくなるため注意が必要です。
アルコールに強いと自負して飲みすぎる人や、アルコールが回るよりも早いペースで飲んでしまって二日酔いになる人もいるからです。
量を飲むことが習慣化し、酔うことが目的になっている場合は注意が必要になります。
酔いつぶれないと酔った気がしないと言う場合は、アルコール依存症の可能性があります。
少量でも満足して帰るといったことができない場合は、それだけアルコールによって判断力を失うのが早いと言う証明になってしまうこともあります。
やはり自分でコントロールできるかどうかが大切になってくるのです。
もちろん、たまには羽目を外して思いっきり飲みたくなることもあります。
ただし、毎回はめを外して飲まなければやっていけないほどであれば、ストレスがかかりすぎている場合や、アルコールへの依存が進んでいる可能性が高まります。
あくまでバランスが重要になるため、偏りがある場合は注意が必要です。
アルコールを日常的に飲み続けることや、体力が衰えることで二日酔いになりやすくなるケースもあります。
判断力を失わない程度に飲むことは大切で、判断力が低下するほど飲む場合はどこかを見直した方が良いのです。
(おすすめ記事→リフレクソロジーは癒しのマッサージ!!ストレスが溜まった時のマッサージ法)
まとめ
二日酔いの対策は日ごろのお酒の飲み方を見直すことが大切です。
二日酔いになる頻度が高い場合は体質以上に飲む癖がついてしまっている可能性があるため、量と満足度のバランスを見治すことも大切になります。
アルコールを飲みすぎる癖がついている場合は、少量で満足できるお酒の種類を探すなど、工夫をした方が良いこともあります。
年齢を重ねるほど、飲み放題がかける体の負担が大きくなる面もあります。
羽目を外して、毎回のように二日酔いになるのは問題です。
年齢や仕事のハードさで二日酔いになる量もかわってくるため、見直しながら付き合っていくことが対策になるのです。
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