実はお酒は肝臓よりも別の臓器に負担をかけてしまうことを知っていますか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

テレビやインターネットなどで誰もが様々な情報を目にすることができるようになりました。

その中でも「お酒を飲む方に〇〇エキス」のような記事を見ますが、実はお酒=肝臓ではないことを知っていますか?

1.「アルコール=肝臓に悪い」ではない!?

最近よく目にするテレビやインターネットでの広告や通販。
その中でも頻繁に目にしたり耳にしたりするのがお酒を飲まれる方向けの肝機能に対するサプリメントの案内ではないでしょうか?
「お酒を飲まれる方に〇〇エキス!」や「飲み会の増えるこの時期に〇〇サプリメント!」などなどです。

確かにアルコールの摂取は肝機能に影響は及ぼします。
ですが、直接的にアルコールが肝臓に作用するというよりは、アルコール摂取によって体内変化が起こり、それを緩和、改善しようとして肝臓が過度に働くことで肝機能に負担をかけてしまう為に結果的に肝臓に良くないというだけのことなのです。

しかし先述の通りアルコール=肝臓とだけ思い込んでいると、実は後々、大変な事態となって身体に変調をきたしてしまう可能性もありますので、きちんとした知識を身につけて普段から身体に気を配っておくことがとても大切です。

2.肝臓の大切な働きをきちんと理解しましょう

本来肝臓は、アルコールに対して作用している臓器ではなく、人間の身体に起こっている問題の解毒作用を司っている臓器です。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、人間の身体はおよそ70%が水分であると言われています。
この体内の存在する体内水が過度に汚れてしまうことを防ぐ為に、事前に働いてくれている機能が肝機能なのです。

この体内に存在する水が汚れてしまう状況や原因となるのはどんなものがあるのかというと、ストレス、アルコール、食生活の栄養素の偏り、不規則な睡眠や生活環境、喫煙などが代表的なものとして挙げられます。
もちろんこれ以外にも様々なものが挙げられると思います。

そのような原因によって汚れてしまった体内の水を、ひとつはリンパによって浄化と静脈への流し込みを行っています。
そしてもうひとつが肝臓で浄化と静脈へ流すという作業を体内で行っているのです。

体内の浄化作業が肝臓やリンパの持つ許容範囲内であれば問題はありませんが、そのリンパや肝機能の許容範囲を超えてしまった時には身体に様々な弊害を引き起こしてしまいます。

このことから言えることは、アルコールの過剰摂取だけでなく、基本的に身体に悪影響となる生活習慣全般が肝臓に負担をかけてしまっているということになります。

3.アルコールの過剰摂取によって起こる一番多い癌は「胃癌」

実はアルコール摂取だけに限らず、食べ物や食べる時間(消化の問題)、冷たい飲み物などで一番ダメージを受けているのが胃になります。
(こちらもご覧ください→吐きやすい人は胃が弱っている!?二日酔いによる辛い吐き気の治し方と予防方法

本来、体内に摂取するほとんどのものは人間の口から入り、一番最初に受け止めて分解・消化しているのが胃になります。
また、胃に代表される消化器系は、食べ物や飲み物だけでなく、ストレスからのダメージも考えなければなりません。

人間の身体は自律神経系によって大半が支配されていますが、その作用によってストレスで胃に不快な症状が現れたりします。
その為、体内の臓器の中でも特にダメージ量の多い臓器が胃であるということを理解しましょう。

「肝臓をいたわること自体は悪いことではないのでは?」と思うかもしれませんが、もちろんそれはとても大切ですし、非常に良いことであると言えます。
しかし、先程も言いましたが、アルコール摂取によってもっともダメージを受けるのが胃であるということを考えてみて下さい。

肝臓だけいたわっていて本当に良いのでしょうか。
胃やその他の臓器に対してもいたわる必要があるのではないでしょうか?

4.不規則な生活習慣は全ての臓器に負担をかける

不規則な生活習慣は、体内の全ての臓器に悪い影響を与えます。
臓器に悪影響であれば骨の形成や筋肉系統の成長にももちろん良い影響は与えません。

最近では飲み物だけでなく食べ物においても「健康的なもの」を謳い文句にしてコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどでも多数の商品を販売しております。
以前よりも健康に気をつかう世の中になってきましたが、それだけではダメなのです。

どんなに良いものを販売していても、買う側の人間が自分の好みによって好きなものだけを選んでしまえば、結果的に栄養の偏りが出てしまいます。

それを考慮して、本当の健康とはなんなのか、バランスの良い食事や生活習慣とは一体どのようなものなのかをもう一度考えてみることが必要ではないでしょうか?

2016.3.10

まとめ

人間の体内には、器官や細胞が無数に詰まっています。
例えば血管の長さを一本につなげてみると、ひとりの体内に存在する血管の総延長はおよそ地球2周半の長さがあると言われています。

皆さんに想像して頂きたいのですが、水を流すホースを、仮に地球2周半分用意したとします。
これに水を流してきちんと循環できると思いますか?
必ずどこかでつまりや水圧によって滞ってしまうと思います。

それよりもはるかに細い血管は、大量の血液をきちんと循環してくれているほど複雑にできているのが人間の身体です。
世界に二つとないご自身の身体です。
身体と向き合い、もう一度健康について考えてみませんか?

The following two tabs change content below.
寄稿者

寄稿者

当サイトに寄稿してくれるパートナーのライターさんたちです。 当サイトでは寄稿していただけるパートナーのライターさんたちを募集しております。ご興味のある方はお問い合わせ頂けたら幸いです。 実名またはライターネームを使用してご自身の宣伝をしていただくことも可能です。報酬は都度相談させていただけたらと思います。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。



コメントを残す

*