肩凝りや腰痛、頭痛など疲れからくる悩みはたくさんありますが、増加傾向にあるのが「目の疲れ」
毎日パソコンとにらめっこをしている人は、特に目の疲れを感じやすいと思います。
そんな人へ、すぐにできる簡単マッサージから疲れをほぐすリフレッシュ法まで目の疲れの解消方法をご紹介します。
1.目の疲れの原因
そもそも、なぜ目が疲れるのでしょうか。
そこにはいくつかの理由があります。
1-1.目の使い過ぎ
長時間のパソコン作業や気づいたら夢中になっているスマホゲームなど、細かい作業を続けていると、瞬きの回数が少なくなり目が乾燥してしまいます。
(人気記事→しょぼしょぼ目でお困りの方へ!目の疲れにオススメのサプリ5つ)
いわゆる「ドライアイ」の状態ですが、目が乾いた状態を放置すると、必要以上に目に負担がかかります。
またパソコンやスマホを見ているときには、目と画面との距離が常に一定なので、目のレンズはピントを合わせ続けなければいけません。
言い換えるなら、ずっと目の周りの筋肉が緊張している状態。
全身で例えるなら、気を付けの姿勢で何時間も立ち続けているようなものです。
1-2.眼鏡やコンタクトが合っていない
「度の強い眼鏡を掛けていると目が疲れるから少し度の弱いものを選ぶほうがいい」という説がありますが、それは迷信以外の何物でもありません。
自分の視力を補いきれない眼鏡やコンタクトを使用していると、見えない部分をカバーしなければと目の周囲の筋肉が働き続ける状態になります。
度の強すぎる眼鏡でもそれは同じこと。
強いにしろ弱いにしろ、自分の視力に合った眼鏡を掛けているとき以外は、目は無理やり大きな労働を強いられていることになります。
1-3.体の不調
目も体の一部なので、睡眠が不足していたり、大きなストレスを受けていたり、体の他の部分が不調を訴えるとそれに影響を受けることがあります。
また不規則な生活や偏った食生活も目の疲れを強めます。
目が疲れてどうしようもないという場合、目の休息と回復に必要なビタミンなどが不足している可能性があります。
2.すぐに効く目の疲れ解消方法
オフィスなどで目の疲れを感じたとき、すぐにできる解消法がふたつあります。
2-1.目のストレッチ
一度目をぎゅっと閉じてみて、目を閉じたまま目を上下左右に動かしてみましょう。
どうも動きにくいという人は要注意。
目の筋肉が固定されて柔軟性を失なっている可能性があります。
慣れてきたら目をぐるりと一周回してみましょう。
固まった筋肉がゆっくりほぐれてくるはずです。
このように目を動かし、筋肉を柔軟に保つことは老眼を防止することにも効果がありますので、ちょっと時間ができたときや、電車やタクシーの中で試してみてください。
また温めた状態で行うとより効果的なので、お風呂に入っているときにやってみるとよいでしょう。
もしオフィスが高層階や眺めのいい場所にある場合、遠くを見るのも効果があります。
無理にピントを合わせようとせず、5分ほど遠くにあるものを眺め、その後近くのものにピントを合わせます。
これを繰り返すだけでも十分効果的なストレッチになります。
2-2.マッサージ
マッサージと言っても難しく考える必要はありません。
目の周りに指を当てて、ゆっくりと押すだけ。
ツボや経絡といった詳しい知識がなくても、目の周りはツボが集中しているところです。
男性の指であれば、目の疲れに効果のあるどこかのツボを刺激することが可能です。
そのとき、気持ちいという場所を見つけたら、その場所をゆっくりと5秒ほど押してみましょう。
(関連記事→目の疲れに効くツボを刺激!簡単にできるアイマッサージでセルフケアをしよう!)
このとき、つい強ければ強いほど効果があると思ってしまいますが、押しすぎは厳禁です。
内出血などすると、重大な目のケガにつながります。
また眼球を押したり、目をこすらないようにしてください。
言うまでもありませんが、目のマッサージをするときには清潔な手で!
3.家庭でのリラックスタイムに
家に帰って一日の目の疲れを取りたいと思ったときにはオススメなのが、「温タオル」です。
しっかりと濡らしてゆるめに絞ったタオルをラップで包むかビニール袋に入れ、電子レンジにかけます。
そのタオルを目の周りに当てて、1分から2分ほどじっとしていましょう。
じわじわ目の筋肉が緩んでいくのがわかるはずです。
これは目を温めて血行を促進するリラックス法。
お風呂に入って筋肉を緩め、老廃物を排出する働きがあります。
タオルをレンジで温めるのが面倒だという人は、お風呂に入ったとき、熱い湯につけたタオルを顔に当てても構いません。
目の疲れが進んで充血している場合には、「冷タオル」も効果があります。
冷たい水でしぼったタオルを顔に乗せてそのまま1分から2分ゆっくりと休みましょう。
目が充血しているのは、眼球や周りの筋肉が炎症を起こしている状態です。
足や手のねん挫と同じように、患部を冷やすと効果があります。
理想的なのは温タオルと冷タオルを交互に行うことです。
目の周りの血行を促進する効果が高くなるので、目の疲れを解消することができます。
また、時間に余裕がある人は、シャワーではなくお湯をためてゆっくり体をほぐすことも効果的です。
疲れがたまっていると血行が悪くなり、疲労物質は蓄積し続けます。
それを解消するためにもお風呂にゆっくりと入って、全身の血行を良くしましょう。
そのとき、肩や首をマッサージするのも効果的です。
目の疲れは目の周辺だけでなく、肩や首などの筋肉の疲労をカバーしようとして目の筋肉が働きすぎて起きることもあるので、疲れている部分を重点的にマッサージしましょう。
ここで忘れがちになるのは「頭皮」。
頭皮の部分にも筋肉がありますが、非常に薄い筋肉で、その存在は意識しにくいものです。
ただし、意外と毎日使っている部分でもありますので、お風呂に入ったときにはゆっくりとマッサージして疲れをほぐしてあげましょう。
もちろん、血行を促進するために軽くスポーツなどをするのが効果的です。
特に景色のいい場所を選んで行うマラソンやサイクリングはリフレッシュ効果もあるので、目の疲れの解消には効果があります。
4.食べ物で目の疲れを取る!
最後に、目の疲れに効く食材をご紹介しましょう。
4-1.アントシアニン
アントシアニンは人間が物を見る時に欠かせない「ロドブシン」という物質の再合成を促進する物質です。
ブルーベリー、ぶどう、ナスの紫色の部分に豊富に含まれています。
ただ、排出されやすいので毎日サプリメントなどで摂取するようにしましょう。
4-2.DHA
魚などに含まれる物質で、頭がよくなるというイメージかもしれません。
しかしDHAが効いているのは神経です。
そのため、DHAを摂取することは視神経に作用して視力を改善する効果が期待できます。
サバ、マグロ、イワシの脂に多く含まれますが、オススメの食べ方は「シメサバ」。
酢は疲労回復に効果があるので、DHAとの相乗効果で眼精疲労や肩こりなどを解消してくれます。
4-3.ルテイン
これはパソコンやスマホの画面から発生するブルーライトから目を守ってくれる物質。
白内障などのリスクを抑えてくれることもわかっています。
ルテインはカボチャやブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれていますが、なかなか外食では食べにくい食材でもあるので、温野菜のサラダやカボチャの煮つけなどを見かけたら意識して食べるようにするといいでしょう。
まとめ
いつもパソコンやスマホの画面がそばにあり、現代人の目は常に疲れている状態。規則正しい生活を行って、目の疲れを予防したいものです。
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