これまで様々なダイエット方法に挑戦したけど失敗続きと言う人も多いかもしれません。
ダイエットに挑戦している人は「体重を減らす」「美しいボディラインを手に入れる」ことが目的で、「色々なダイエット方法を試す」ことが目的ではありません。
ダイエットを必ず成功させたい人はこれからご紹介する「コツコツダイエット」がおすすめです。
すぐに始められる「コツコツダイエット」で体重を落とし、美しいボディラインを手に入れましょう。
1.なぜダイエットに失敗するのか?
「コツコツダイエット」の方法を紹介する前に確かめておきたいことがあります。
それは「なぜダイエットに失敗するのか」ということです。
これまで一度もダイエットに挑戦したことがない人や、たった一度のダイエットに成功し、それを今まで維持している人は別ですが、ほとんどの人は何度も繰り返しダイエットに失敗するか、一度成功してもリバウンドして元の体重か、元の体重を上回るぐらいに太ってしまったことがあるのでは。
まずダイエットを成功させる前に、なぜ自分が何度もダイエットに失敗しているのか、根本的な理由を見つめなおしてみましょう。
1-1.長続きしない
どのようなダイエット方法を試したけど痩せないと言う人に質問です。
そのダイエット方法を試している間、一度も体重が減らず増えっぱなしでしたか?
おそらく、ほとんどの人がNOと答えるでしょう。
というのも、どのようなダイエット方法も理論と実践によって導き出されたもの。
そのため、そのダイエット方法に挑戦している間、まったく効果がなかったり、逆に体重が増えてしまうというのはあり得ないことです。
しかし、どのようなダイエット方法であっても結果的に失敗してしまうというのは、つまり「長続きしない」から。
食事制限をするものや、食べてもいいもの、悪いものを区別するもの、運動を中心にしたものなどやり方はそれぞれですが、続けていればある程度の結果は出ているはず。
しかしそれを続けることができないからこそ、結果的に「失敗した」という結論に至ってしまうのです。
1-2.短い期間に結果を出そうとする
「一か月で5キロ痩せる!」「一週間でマイナス3キロ!」、いかにも効きそうな見出しですが、ここで少し考えてみましょう。
その5キロや3キロ太るまでに、どのくらいの期間がかかりましたか?
たいていの人は一か月で5キロ太ったり、一週間で3キロ太ったりすることは少ないはず。
もちろん毎日ラーメンばかり食べ続けていたとか、海外旅行で暴飲暴食してしまったと言う場合、それに近い体重の増え方をすることもあります。
ただそういった場合はその後、普通の食生活に戻ると緩やかに体重は減少しているはず。
というのも、人間の身体というのは、基本的には常に一定の状態を保とうとしています。
急激な身体の状況の変化というものは生命の維持にとって好ましくないからです。
その結果、たくさん食べて体重が増えてしまったとしても、その後身体はたまったエネルギーや水分を排出する方向に向かいます。
それでもラーメンを食べ続けたり、暴飲暴食を続けていれば、胃をはじめとする内臓がダメージを受けてしまったり、急性の糖尿病になってしまうことでしょう。
今、体重が増える場合の話をしましたが、これは体重が減る場合でも同じことです。
特に急激な体重の減少が起きると、身体は「危険な状態である」と判断し、なんとか体重を維持するだけでなく、増加させようという方向に働きます。
短期間に集中して行うダイエットが苦しいのはそのためです。
元々、身体の機能や欲求に反して意志の力で食欲を抑えたり、食べたいものを我慢したりするのですからしんどいのは当然です。
また、身体は食べ物を貯めこみやすい状態になっているため、ダイエット期間が終了して普通の生活に戻ったとき、今度はわずかなカロリーでも脂肪に変えて体内に貯めておこうという状態になっています。
これが急激なダイエットが、リバウンドしやすい理由です。
まず、短い期間で体重を大幅に減少させるというのはもともと非常に無理があること、また身体本来の機能に逆らっているということを理解しましょう。
そして、増えてしまった体重を元に戻し、さらに落としていくためには長い期間をかけてダイエットすることが必要だと言うことをおさらいしましょう。
1-3.意志が弱いから?
ダイエット中なのについつい甘いものやハイカロリーなものを食べてしまった、毎日筋トレやジョギングをしようと思ったのにサボってしまったという経験がある人は多いことでしょう。
また一日のサボりが「明日、倍やればいい」という考えにつながってしまい、結局ダイエットを中断してしまったという人も少なくないかもしれません。
このように「つい食べてしまう」「ついトレーニングをサボってしまう」と言った場合には「意志が弱い」「根性がない」「ダイエットする気がない」という判断をされたり、自分を責めてしまったりすることもありますが、本当にそうでしょうか?
ついつい好きなものを食べてしまうといった場合、意志が弱いというよりも、ストレスが関係している場合もあります。
ほとんどの人は仕事や人間関係など、多くのストレスを抱えているもの。
そこに「ダイエット」という新しいストレスが加わると、肉体よりも先に精神のほうが疲れてしまいます。
そのため、少しでもストレスを解消したい、精神を楽にしたいという意味で好きな食べ物に手が伸びてしまうということは、決しておかしなことではありません。
考えてみれば、ちょっと食べてしまったからといってそのカロリーは微々たるもの。
それは「トレーニングをサボってしまう」という行動にも同じことが言えます。
しかし問題は、「ダイエットをできない自分」を責めたり、それをきっかけにダイエットをやめてしまうということにあります。
(人気記事→お腹はすいていないのに食べちゃう人必見!食欲をコントロールする方法!)
2.ダイエットの基本はたった二つ
ダイエットというのは基本的にはたった二つのことに集約されます。
それは「入って来るカロリーを抑える」、「使うカロリーを増やす」ということ。
しかしそれが非常に難しいのはなぜでしょう。
それは上述の通り、「長く続けることができない」「短期間で結果を出そうとする」、そして「ダイエットに失敗したことを自分の意志の力が弱いせいにする」ということにあります。
あらかじめ長期間続けることを前提にしておけば、途中でうまくいかない日があったとしても自然と調整することができます。
また、身体は本来は常に一定の状態を保とうとするということもすでに述べましたが、時間をかけてゆっくりと体重を減らすことで、身体本来の機能を損なうことなく、健康的に美しい身体を手に入れることができます。
「コツコツダイエット」が目指しているのはまさにそれです。
毎日少しずつ摂取するカロリーを減らし、使うカロリーを増やしながら、ゆっくり時間をかけて体重を減らしていこうと言うのが「コツコツダイエット」なのです。
3.コツコツダイエットの方法
ゆっくり時間をかけることで無理なく体重を減らし、健康的に痩せるだけでなく、リバウンドしにくいというメリットもあるコツコツダイエット。
それではその方法をご紹介します。
3-1.目標を決めない
あらかじめ目標を決めるというのが一般的なダイエットの鉄則ですが、実はこれが落とし穴になっていることが少なくありません。
というのも、目標を達成してしまうと、人間というのはどうしてもそこで努力を中断してしまうもの。
たとえば大学受験を例にとると、希望する大学に入学するため、多くの受験生は一生懸命勉強します。
しかし、合格が決まっても勉強を続けている人はほとんどいません。
大学に入学したからといって勉強をしなくてよくなるわけではないのに、「これまで頑張ったのだから」などと理由を付けて、ついつい勉強することをやめてしまいます。
また、目標を決めるリスクはそれだけではありません。
目標の体重まであと一キロとなったとき、どうしても急いで目標を達成したくならないでしょうか?
そのために無理をしたり、普段より長い距離を走ったりするかもしれません。
そうして目標を達成して、そこでダイエットをやめてしまったら、次に待っているのはリバウンド。
せっかく長い時間をかけて目標を達成しても水の泡になってしまいます。
そのため、あえて目標を決めないというのが「コツコツダイエット」の基本的な姿勢です。
(おすすめ記事→プレダイエット!「ストレッチ」で痩せる身体作り!)
3-2.食事はお腹が減る前に
お腹が減ったときに、焼肉やカレーなどをお腹いっぱい食べるというのは幸せなものですが、ダイエットを目指している人にとって、これはおすすめできません。
というのも、お腹が減っていると食べたものが溜まりやすくなるだけでなく、ストレスによって普段よりも食べる量が増えてしまうもの。
それを防ぐためにも、お腹が減る前に食事を取るというのが大切です。
こういった場合、コンビニのおにぎりやお菓子などを口に入れるという人もいますが、おすすめしたいのはあえて時間を作って定食など、きちんとした食事を食べるということ。
一回の食事を食べ過ぎてしまうと言う人の場合、多くの人が欲しくないのに食べている、お皿に乗っているから食べてしまうというケースが少なくありません。
特に空腹の場合、早くそれを何とかしようととにかくお腹に詰め込むという食べ方をしがちです。
そんなことにならないように、一食一食、自分の身体が何を欲して、何を食べているのか確かめながら食事を取りましょう。
もちろん、無理に食事の量を減らす必要はありません。
自分に必要なもの、不必要なものが分かって来ると、自然に食事の量も減少してくるはずです。
3-3.運動を少しだけ増やす
脂肪を減らすために必要なのは有酸素運動。
そんなことは分かっていてもなかなか実践できないのは、やっぱり面倒だから。20分以上有酸素運動を続けるというのは、着替えやストレッチ、終わったあとのシャワーなどを考えるとやはり時間を取られるものです。
しかし、「トータルで20分」と考えてみるのはどうでしょう。
通勤の駅まで歩くとき、少し歩幅を大きくして歩いて10分、駅ではエスカレーターではなく階段を使って5分、会社でもエレベーターでなく階段で5分、いつもは猫背で仕事をしているところを背筋を使って背筋を伸ばして10分といった形で、短い有酸素運動を積み重ねていけば、少しずつでも確実に運動量は増えていくはずです。
もちろん、ストレスに感じることをする必要はありません。
無理のない範囲でできる有酸素運動をプラスしていきましょう。
そうして体重が落ちてくると、今度は自分からなにか新しいトレーニングを追加したくなるはず。
そのときも、自分に合った長く続けられる運動を選びましょう。
3-4.体重計測は一週間に一回
毎日体重計に乗ったり、アプリで体重管理をしていませんか?
これは「レコーディングダイエット」と言われる方法で、ダイエットには非常に有効な方法だとされています。
(おすすめ記事→5秒で出来るダイエット!?「レコーディングダイエット」とは?)
しかし自分がダイエットをしているときのことを考えてみましょう。
せっかく頑張って食事を我慢していたのに、体重が落ちなかった、増えていたといった経験はありませんか?
体重は日によって増減があることは当然のことですが、努力が報われなかったり、それが続いたりするとついついモチベーションが下がってしまいます。
それを避けるために「コツコツダイエット」ではあえて体重の計測は一週間に一回。
人によっては二週間に一回でも構いません。
こうしておくと体重計に乗ったとき、以前よりも体重が減っていることが多く、体重計に乗るのが楽しみになります。
また、一週間、二週間という時間を置くと、体重計に乗るまでの間のどのような行動がマイナスだったのかということを冷静に振り返ることにもつながります。
まとめ
目先の結果に一喜一憂しないというのが「コツコツダイエット」では大事なところです。
ダイエットの天敵は、まちがったダイエットの方法や意志の弱さではなくストレス。
できるだけストレスを感じないように、長く続けることがダイエット成功の秘訣です。
無理を感じることなく、ゆっくりと楽しんでダイエットができることがベストなのです。
T.Ttally
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