ダイエットをしようとは思っても、強い食欲に襲われてしまえば、すぐに断念してしまいます。
しかし、グルテンフリーダイエットを行えば食欲そのものを抑えられるのです。
どのようなダイエットなのかご紹介します。
グルテンフリーダイエットとは?
グルテンフリーダイエットという言葉を聞きなれないという人も多いと思いますが、これはグルテンを摂取しないようにするというダイエット法です。
欧米ではブームになっているのですが、日本ではまだあまり浸透していません。
そもそもグルテンって何?と疑問に感じたり、グルテンという食べ物を食べたことなどない、と思う人もいるかもしれませんが、私たちは必ず一度はグルテンを食べています。
なかには、毎日食べているという人も多いです。なぜなら、グルテンは小麦に多く含まれるたんぱく質の一種だからです。
つまりグルテンは、パンや麺類、小麦粉を使って揚げる、から揚げや天ぷらにも入っているということなのです。
血糖値が上がりやすいグルテン
グルテンを食べないダイエット方法であることは理解できたと思いますが、ではなぜグルテンを食べないだけでダイエット効果を得られるのでしょうか。
それは、グルテンに含まれるアミノペクチンというでんぷんが急激に血糖値を上げてしまうからです。
血糖値が急激に上がると、体は血液中の糖分の濃度を下げるためにインスリンを大量に分泌します。
しかし、このインスリンが問題です。
インスリンは脂肪を蓄える性質を持っているため、大量に分泌されてしまうと、脂肪も大量に作られてしまうのです。
「血糖値を緩やかに」というのはダイエットの際によく言われることですが、血糖値が急激に上がった時と、緩やかに上がった時では、30%ほど血糖値の上昇が抑えられます。
そのため、血糖値を急激に上げるグルテンを食べないようにすることで、大きなダイエット効果が期待できるのです。
グルテンには食欲を増進させる効果がある?
グルテンにはさらにダイエットの敵となる裏の顔が存在します。それは、食欲増進効果と依存性です。
実はグルテンには、中枢神経を刺激する効果があります。
中枢神経は食欲をコントロールする神経です。
つまり、グルテンは食べれば食べるほど、さらに食欲が増していくというダイエットの天敵ともいえる存在なのです。
さらにグルテンには依存性があります。
グルテン中毒という病気もあるほどで、過剰に食べ過ぎてしまうと、イライラしたり、倦怠感を覚え、疲れやすくなったりという症状が現れるのです。こうなってしまえば、ダイエットどころの話ではなくなってしまうので、注意が必要です。
お酒だって飲める!グルテンフリーの食生活
では、グルテンフリーダイエットではどのようなものを食べることができ、どのようなものを食べてはいけないのでしょうか。
紹介していきます。
「グルテンを含む食べ物」
・パン
・パスタ
・ラーメン
・ピザ
・カレー
・ケーキ
・餃子
・ビール
以上はグルテンを含む食材ですので食べることができません。しかし、米粉で作ったパンや麺類であれば食べても構わないので、材料に小麦が使われていないかということを注意して、食べるものを決めましょう。
「グルテンを含まない食べ物」
・お米
・蕎麦(蕎麦粉100%)
・肉
・魚
・野菜
・豆類
・イモ類
・バター
・和菓子
・チョコレート
・ワイン
・日本酒
他にもありますが、以上が代表的なものです。お酒も小麦が使われていないものであれば飲むことができます。また、ビールの中には小麦が使われていないタイプのビールもありますので、そのようなものであれば大丈夫です。
グルテンフリーというと何も好きなものが食べられないと思ってしまいますが、これだけのものを食べることができます。米粉などの代用品もありますので、それほど食べ物に困ることはないでしょう。
まとめ
グルテンフリーを初めて知ったという方も多いと思いますが、いかがでしたでしょうか。
少し敷居が高いと感じた人もいるかもしれませんが、実際にやってみればそれほど難しいことではありません。
やりようによっては、好きなものを食べながらダイエットができる、とても良い方法なのです。
今まで数々のダイエットに失敗してきたという人は、グルテンフリーダイエットを試してみてはいかがでしょうか。
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