仕事に追われて忙しい毎日。
なかでも30~40代といえば、もっとも働き盛りの年齢であり、ゆっくりと眠っている時間もありません。
そんな貴方に、睡眠時間が短くても元気でいられる方法をご紹介します。
短時間睡眠の弊害
慢性的な睡眠不足の弊害としては集中力の低下や脳の神経にダメージを与えるというものが知られています。
また、睡眠時間が6時間を切ると免疫力が落ち、風邪をひく可能性が一気に高くなるというデータもあります。
このように短時間睡眠にはさまざまな弊害があります。
それを分かっていても、休日出勤や残業が続いている状況などであれば仕事に追われ、とても長時間睡眠をとることはできません。
ただ、そのように睡眠時間が少ない状況でも元気な体を保つことは可能です。
そのための秘訣を下記で述べていきます。
睡眠時間が短くても元気を維持するためには、睡眠の質を上げることが大切
まず、なんといっても睡眠の質を上げるために必要なことの2本柱は眠りにつきやすい状態をつくることと、睡眠を妨げる行動をしないということです。
まずは入眠状態に入りやすくすることが大切です。
たとえ、7時間眠っていても眠るまでに1時間かかるのであれば、結局は6時間しか眠っていないというのと同じになります。
したがって、入眠をスムーズに行えるようにすることが睡眠の質を向上させる上では大切になってきます。
では、眠りにつきやすい状態を作ることについてですが、眠りにつきやすい状態というのはリラックス状態のことを言います。
つまり、眠る前に意図的にリラックス状態を作ってあげる努力をすることで、睡眠の質を上げることが可能になります。
例えば、入眠の30分ほど前にぬるま湯にゆっくり使って体を温めておく、ヒーリングミュージックを入眠の1時間ほど前からかけておく、寝る前にストレッチを行うといったような習慣が大切になってきます。
このような行動は体がリラックス状態に入ることを後押ししてくれる効果があります。
体がリラックス状態に入ることで布団に入って数分で眠りに落ちれるような状態を作りあげることができます。
また、体をリラックス状態にすることとあわせて、睡眠を妨げる行動を寝る前に取らないということも重要になります。
例えば、就寝前に夕食を食べたり間食をすることで満腹状態で眠りにつくことです。
満腹状態で眠りにつくと、胃に関しては食べ物を消化するために活発に活動して、エネルギーを消費していることになります。
結果として胃の食べ物を消化するために体が活動していたため、睡眠の質が著しく低下してしまい、全く体を休めることができないという状態になってしまいます。
加えて、最近ありがちなのが眠る前にパソコンやスマートフォンを長時間操作してから眠りにつくというものです。
パソコンやスマートフォンといったものの光は脳を覚醒させる働きがあります。
結果として長時間パソコンやスマートフォンを操作した後で眠りについてしまうと、脳は活発に活動しているため、なかなか寝付けないという状態になります。
寝る前の1時間はパソコンやスマートフォンを操作しないように心掛けることが、睡眠の質を向上させることにつながります。
また、飲み物についても注意しましょう。
眠る前に紅茶やコーヒーなどのカフェインをとるのは睡眠の質を下げます。
また、寝酒として寝る前にアルコールを摂取することも脳を麻痺させてしまい十分な休息を与えることができない要因になります。
したがって、寝る前のカフェインとアルコールの摂取は避けるようにしましょう。
自分にとって健康を維持できる睡眠時間を把握する
上記では睡眠の質を上げるための方法について述べてきました。
これと併せて短時間睡眠でも健康を維持するためには、自分が最低何時間眠れば日中に眠気に悩まされることなく、過ごせるのかということを把握しておく必要があります。
したがって、上記のような方法で睡眠の質を向上させた後は、起床する時間と就寝時間を調整しながら、自分に最低でも必要な睡眠時間を割り出していきます。
まずは就寝時間と起床時間を決めて眠るようにします。
そして、一定期間朝起床した段階での就寝時間、睡眠時間、目覚めの良さ、熟睡度といったものを記録するようにします。
また、併せて日中に眠気が起こったかどうかも記録しておきます。
これで問題が無ければ起床時間は固定した状態で、就寝時間を15分ずつ遅くしていきます。
これを繰り返していくと、ある程度睡眠時間を短縮した段階で日中に起きると眠気に悩まされたり、寝起きが悪くなる段階が出てきます。
この時点があなたにとって最低限必要な睡眠時間であることが分かります。
たとえ、睡眠の質を向上させたとしても、その時間だけは最低でも眠らなければならないという最低のラインです。
したがって、この最低睡眠時間だけは守るように日々の生活を工夫していくことになります。
まとめ
上記では睡眠不足でも健康でいられる方法についてご紹介しました。
本当はゆっくり眠ることが一番健康にいいことは間違いありません。
しかし、理想通りにはいかないのが30~40代の男性の現実です。
そのような現実も踏まえて、それでも実践可能な方法で自らの健康を維持していくようにしましょう。
寄稿者
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