私がヨガを始めたのは、ダイエットの目的もありましたが、健康になりたいというのが第一でした。
ヨガの良い所は無理をしなくていいし、自然と食事や生活習慣が変わってくるというところです。
今回は、1年半かけて15キロ痩せた私のヨガ体験談についてご紹介します。
これを読んで、健康でしなやかな身体作りの参考にして頂ければ幸いです。
1.ヨガは痩せる要素が盛りだくさん
私はまず健康的な身体になりたくて、とりあえず体を動かしていい汗をかき、代謝を活発にしようとヨガを始めました。
昨今、ヨガと言えば日本では女性向けだとばかり思っていました。
ヨガをしている芸能人は女性ばかりですし。
ところが海外では意外と男性の方が多いそうです。
著名なヨガマスターは男性が多いですし、ヨガ発祥のインドでは先生はほとんど男性と言うのを聞いたことがあります。
ヨガをやっている人達は決まって痩せている人ばかりが目に付きます。
ヨガをやれば痩せられるのかそれとも痩せている人がヨガをやっているのか?
最初はそんな疑問がありましたが、結果的にはヨガをやれば痩せられると言う方が正しいのではないのかと思いました。
なぜならヨガをやる上で、痩せる要素が当たり前のようにあるからです。
なので痩せている人が多いのも納得です。
呼吸を意識したり、インナーマッスルが鍛えられたり、運動量もかなりあるので痩せて当然と言う感じです。
その他にも、ヨガならではの考え方や生活習慣など気を付ける事があるので、それは太っている時の考え方と全く違いました。
2.中年太りOK!初めてのヨガ体験
まずはストレッチの様な感じの初心者向けのヨガクラスへ参加しました。
こんなぽっちゃりな私でも大丈夫かな?と最初は躊躇しましたが、一度見学に行った時に年配の方や見るからに体が硬そうな人、私よりも太っている人も多かったので安心して参加出来ました。
最初は週一、二回。翌日は筋肉痛になるほどでした。
日ごろの運動不足を改めて思い知らされました。
しかし、教室へ行くと周りの目も気になったり、一日でも早く痩せれるように他の人には負けられないと、ついつい無理したり頑張ってしまう自分がいました。
そのうち週二回が三回、と徐々に増えていき、週に一度クラスの後にヨガミーティングがあり、ヨガの考え方など体を動かすだけではない事などを色々教えてもらいました。
毎週鏡を見てはまだ痩せてない。と思っていましたが、気付いた時にはお腹のたるみが無くなっていました。
3.運動だけではないヨガの魅力
ヨガといえば、最初から人間離れした難しいポーズをするのものだと思っていました。
しかしヨガと言っても体を動かすだけではなく、瞑想するのもヨガの一つだし、呼吸法もヨガの一つ。
「カルマヨガ」と言って、見返りを求めない「奉仕する心」を持つ事もヨガになるそうです。
私が当初思っていたものと、随分かけ離れた精神的な部分もかなり重要なのだと、話を聞いているうちに面白くなってきました。
生活習慣、特に食事について色々話を聞いたりするとやはり、菜食主義(いわゆるベジタリアン)を実践している人も多いのだとか。
今まで考えてもみなかった事ですが、心の平穏を求めるにあたって肉食はやはり攻撃的になってしまうとか、殺傷する事を良しとしないらしいです。
そのほかにも煙草やアルコール、カフェインなども依存度の高い刺激物もヨガ的考えではあまり摂取しない方が良いみたいです。
しかしここでちょっとその考えをかじったからと言って明日からベジタリアンになる!とか、酒やコーヒーなど一切取らない様にする!と決めても長く続かないし、いきなりはまず無理でしょう。
まずは自分の中でちゃんと理解して自分のできる範囲内で少し意識をもって始めてみる。
これくらいがちょうどいいらしいです。
毎日ビールを飲み、肉を食べているような人は週に一度、食べない日やアルコールを飲まない日を作ってみるなど、意識を持って少し試してみることから始めるといいです。
次の日に変化が明らかに出てきます。
昨日より体が軽いとか目覚めが良いとか動きがスムーズだとかはっきりわかります。
しかも私自身、ストレッチ系のヨガからハードなパワーヨガをやるようになってその差が更にわかる様になりました。
4.考えが変わると、身体も変わる!?
そういう事に気付き始めるとその回数を増やしていき、今では付き合いで肉などを食べるけど、家では極力食べない様になりました。
以前は肉を食べないなんて無理だと思っていましたが、我慢しているわけでは無くあまり肉を欲しくなくなってしまいました。
でも食べたくなったら食べるし絶対禁止!みたいになるとストレスになるし、ストレスが原因で太ったりすることもありますからね。
味覚もずいぶんと変わってきました。
脂っこいものってどうしても濃い味になりますし、それになれると麻痺してもっと濃いものを求めるようになるのです。
これにはキリがありません。
食事が変わればおのずと体重も減ってきます。
肉中心の脂っこいものから和食などの魚や野菜中心の食事を多くとるようになれば当然ですね。
更に玄米が主食になればよく咀嚼するので満腹度も変わってきます。
しっかり食べても消化が良く胃の負担は少ないので腹持ちもいいですし、間食もしなくなりました。
欲を言えば、食材もなるべく自然なモノやオーガニックなどのモノを使うようになればいいのですが、これもなかなか難しいと思います。
しかし化学調味料や添加物が多く含まれているものは、体に良くないのは言うまでも無いので極力避けるようにしました。
5.ヨガはゆっくり痩せる。しかし確実に痩せる
太る時は体重が徐々に増えていくので、危機感が無く気付いた時には遅かった。と言う感じでした。
今はその反対で、トータルヨガを始めて1年半で15キロほど痩せたので月平均にすると一キロ弱。
これじゃ目に見えて成果があったと気づきませんね。
しかし数か月ぶりに会った友人などからは確実に痩せたね、と言われることが多かったです。
自分でも劇的に痩せたという感じはないですが、このペースだと体への負担も少ないですし、でも筋肉は付いているので、ただの減量とも違いとても健康的に痩せることが出来ました。
今では体調がすぐれない時以外、ヨガをするのが日課になっておりヨガをしないと気持ち悪い感じです。
ここでも毎日やると決めたからと言って無理してやるのは禁物です。
自分の体に問いかける事、それが一番大切だと思います。
肉体と言うのは正直でとても便利に出来ているものなのです。
痛みが出たり不具合があると必ず危険信号を出してくるのです。
そこで自分に嘘をついて無理して頑張り過ぎたりすると、怪我をしたり痛みが引かなくなったりします。
とにかく何事も無理をしない。
かと言って自分に甘えて堕落した生活をするのではなく、規則正しい生活をどうすれば出来るかを考える事が大切だと思います。
まとめ
ヨガをやり始めて気付いたことは多いです。
初めて今までのスポーツとは目線が違うと言う事。
ハードに体を動かすだけで、「今日は何キロカロリー消費した」とか「何日で何キロ減った」などと言う事を競うようにするダイエットとは全く別物です。
それだとただの減量なので試合前のボクサーみたいです。
食べたいもの、飲みたいものを我慢して体重を減らして、期間が終わればドカ食いをしてリバウンド。
これでは全く意味がありません。
普段の生活に少しづつでもヨガの意識や考え方を、自分なりの解釈で取り入れる事によってすごく変化が現れます。
その変化に気付くことが大切だと思いますし、すぐに痩せないからと言って周りを気にして慌てる事もしなくていいのです。
体質など個人差があるので無理せず自分らしく正直に長続きさせる事がダイエット、もしくは健康的に痩せられる一番の近道なのだと思います。
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