キャンドルを使ったアロマテラピー。
広い室内に広がる香りが心身をゆっくり休ませ、キャンドルのゆれる炎が心地よい雰囲気にしてくれます。
一日の疲れを癒すためにゆったり過ごす休日、お客様を招いた時などさまざまな場面で楽しむことができます。
手軽にできるキャンドルアロマテラピー、試してみませんか?
1.アロマテラピーに便利な芳香拡散器とは?
お湯が入った器に精油を加えると、香りがたちまち室内に拡散しアロマを楽しむことができます。
お湯の蒸気と一緒に揮発する精油はやさしい香りを放つでしょう。
もっと広い部屋で長時間香りを楽しみたいときに便利な芳香拡散器。
代表的な専用器具には3種類あり、キャンドル式、電気式、デイフューザーがあります。
(関連記事→アロマの健康効果は21個も!!生活にアロマを取り入れて仕事効率アップ!)
1-1.キャンドル式
オイルバーナーやオイルウォーマー、アロマポットとも呼ばれるのがキャンドル式です。
上皿に水をはって精油を落とし、キャンドルの熱で上皿を温めます。
水分の蒸発とともに空気中に広がる香り、同時にキャンドルの炎がゆらめきます。
よりいっそうリラックスできて、部屋のムードメーカーにもなるでしょう。
広いリビングルームや客間などにオススメです。
1-2.電気式
電気式はアロマライトやアロマポットとも呼ばれます。
上皿に水をはって精油を落とし、電源を入れて電熱で温めます。
火を使わないため、子どもやペットがいたり、使ったまま眠ってしまっても大丈夫です。
ベッドルームでも安心して使うことができ、手軽に楽しむことができます。
1-3.デイフューザー(電動式のエアポンプ)
デイフューザーは超音波の振動で水蒸気を発生させて香りを拡散させるタイプです。
使うときは容器の上から直接、精油を数滴加えて電源を入れます。
精油を薄めずに使うため、空気の精浄や殺菌効果があります。
また香りがやや長持ちして、香る範囲も広がります。
水蒸気のミストとともに好きな香りでリラックスできるでしょう。
2.アロマテラピーのキャンドル式の使い方とは?
① 上皿にお湯を約2/3注ぎ入れる。
② 好みの精油を2〜3滴落とす。
③ 専用のキャンドルに火を灯してセットし、下から温める。
アロマポットなどキャンドル式は素焼きのものや陶製が中心で形もさまざま。
下側に窓がついており、キャンドルの炎がゆらめく様子を眺めることができます。
3.アロマテラピーのキャンドル式を使うときの5つの注意点とは?
①火傷
火をつけると熱くなっていく器具は素手でさわると火傷の可能性があります。
特に子どもやペットがいる場合、手の届かない場所で使用しましょう。
②安定した場所に置く
平らでない不安定な場所に置くと倒れるかもしれません。
③キャンドルは専用のものを使う
キャンドルはアロマテラピー専門店などで売られています。
精油の香りを保つため、無煙無臭の専用のものを購入しましょう。
④使用場所
精油は引火性があります。
周囲に燃えやすいものを置いたり、風があたる場所での使用は避けましょう。
⑤空焚注意!
キャンドル式は予想以上に強いため、お湯がどんどん蒸発します。
まめにお湯を足してください。
キャンドルの火は約2時間で燃えつきます。
眠りに入る前など火を消し忘れたり、空焚きしないよう注意しましょう。
4.手作りのキャンドルとは?
芳香拡散器を使ったキャンドル式。
さらに手軽な手作りキャンドルがあります。
ろうそくに精油を加えて作るものや、市販のろうそくを溶かして精油を加えるものなどです。
自分の好きな香りをブレンドしたり、お気に入りの容器に入れたりして、オリジナルのキャンドルを楽しむことができるでしょう。
4-1.手作りキャンドルの作り方①
① 小鍋に無香料のろうそくを30ml分入れて、弱火で溶かします。
② ろうそくが溶けたら一旦、火からおろして冷まします。
③ 少しずつ冷めて固まり始めたら、精油を10ml加えて割り箸などでよく混ぜ合わせます。
④ 耐熱性ガラスなどの容器に移して、中心に芯を立ててそのまま冷やし固めます。
4-2.手作りキャンドルの作り方②
① 直径7cm以上の太めのろうそくを購入します。
② ろうそくに火をつけて、ろうが溶けてきたら火を消します。
③ ろうが溶けた部分に精油を1滴落とします。
④ 再び火をつけると、ろうに染み込んだ精油の香りが広がります。
※ろうや精油は火気に弱いため、引火しないよう注意しましょう。
5.キャンドルを使ったホームアロマテラピーとは?
アロマの自然の芳香は部屋を快適にします。
インテリアグッズとしても最適なキャンドル。
玄関や書斎、リビングルームやベッドルーム、キッチンなどそれぞれのスペースに合った香りで演出しましょう。
5つの部屋別で選ぶオススメの精油をご紹介します。
5-1.玄関
家の第一印象にもなる玄関の香り。
ドアを開けた瞬間漂う香りは爽やかさが大切です。
玄関には除菌や消臭効果のある精油がオススメです。
靴や傘、靴箱や玄関マットなどのむれた臭いを消してくれるでしょう。
梅雨時期の湿った空気も爽やかにします。
{除菌・消臭効果がある精油}
レモン・グレープフルーツ・ユーカリ・ラベンダーなど。
5-2.書斎
仕事や読書、勉強などをする部屋。
仕事で疲れて帰宅した後、集中して行うのは難しいでしょう。
書斎は思考力や集中力を高める精油がオススメです。
頭をスッキリさせて、リフレッシュしましょう。
{記憶力の向上・思考力の明瞭化・眠気覚ましに効果がある精油}
バジル・タイム・ジュニパーなど。
{集中力を高め効果がある精油}
レモングラス・ペパーミント・ユーカリ・ローズなど。
5-3.リビングルーム
友人とのティータイムや家族との食事など、人が集まることが多いリビングルーム。
リラックスやリフレッシュ効果のある精油がオススメです。
特に雨の日など臭いがこもりがちなときは、防臭・防カビ効果のある精油も良いでしょう。
(人気記事→汗かきは嫌われる!?汗をかく原因と改善策をご紹介!)
{リラックス効果がある精油}
ラベンダー・サンダルウッド・ジャスミン・ローズ・
イランイラン・サイプレス・カモマイル・ゼラニウムなど。
{リフレッシュ効果がある精油}
レモン・スウィートオレンジ・ペパーミント・
ローズマリー・レモングラスなど。
{防臭効果がある精油}
ユーカリ・サイプレス・ラベンダー・ミルラなど。
{防カビ効果がある精油}
レモングラス・ラベンダー・ローズマリーなど。
5-4.ベッドルーム
仕事の疲れをほぐして、おだやかな眠りに入りたいベッドルーム。
ストレスや緊張をとってリラックスする香りが良いでしょう。
安眠効果やリラックス効果、幸福感がある精油がオススメです。
なかなか寝つけなかったり、浅い眠りでよく目が覚めてしまうのを防いでくれます。
{安眠効果がある精油}
ラベンダー・カモマイル・マジョラ・ネロリなど。
{リラックス効果がある精油}
イランイラン・サイプレス・サンダルウッドなど。
{幸福感がある精油}
ジャスミン・ローズ・クラリーセージなど。
5-5.キッチン
生ごみや排水口、油汚れなどの臭いが気になるキッチン。
他にも食品や調味料など、さまざまな臭いが発生します。
キッチンには殺菌や消臭、防虫効果がある精油がオススメです。
いやな臭いを消して、空気がきれいになるでしょう。
{殺菌効果がある精油}
ティートゥリー・スウィートオレンジ・グレープフルーツ・
レモングラス・イランイラン・ベルガモット・ミルラ・ユーカリ・
ジュニパー・ラベンダー・レモン・ネロリ・ローズウッド・
サンダルウッド・サイプレスなど。
{消臭効果がある精油}
パチュリー・クラリーセージ・ネロリ・サイプレス・ミルラ・
ゼラニウム・ベルガモット・ラベンダー・ローズウッド・
ユーカリ・レモングラスなど。
{防虫効果がある精油}
ジュニパー・パチュリー・ティートゥリー・サイプレス・レモン・
レモングラス・ゼラニウム・ラベンダー・ユーカリなど。
まとめ
頑張りすぎて疲労やストレスを抱え込むことが多い30〜40代。
病気ではなくとも、日々感じる身体や心の不調が増えていきます。
火を灯すだけで手軽にできるキャンドルのアロマテラピー。
気分や体調を上手にコントロールできるようになります。
毎日の暮らしの中に取り入れて、ストレスケアをしましょう。
HANA
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