仕事で夜遅くに帰宅すると、入浴はシャワーで済ませていませんか?
もしくは翌朝シャワー派の人もいるかもしれませんね。
実はシャワー浴は汚れを落とせても、疲れを回復する効果はほとんどありません。
多少の手間をかけてもよいほど、全身浴にはメリットがあるのです。
今回は、入浴の効果についてご紹介します。
1.日本人の8割は入浴が好き
日本人はお風呂好きと言われますが、東京ガスの調査によると実際に8割が好んで入浴していると答えています。
その中でも湯船につかる全身浴が好きと答えた人が8割と、全身浴をしている人が多いことがわかります。
アメリカではシャワー浴派がほとんどで、自宅に浴槽がない家も珍しくありません。
身体を洗浄することが目的ならシャワー浴で十分なのですが、日本人の多くは身体の洗浄だけでなく、リラックス目的で全身浴をしていることがわかっています。
ただ近年、20代の若い世代はシャワー浴を好んでいるというデータもあります。
理由はお湯をはるのが面倒、掃除が面倒、水道代のコストがかかる、そもそも長湯できないといった理由からシャワーを選んでいます。
では、シャワー浴と全身浴の違いはあるのでしょうか。
2.全身浴の7つのメリット
全身浴は、一般的なシャワー浴では得られない効果が7つあります。
2-1.疲労回復効果
シャワー浴だけでは、残念ながら疲労回復効果は得られません。
身体が温まり血流がよくなることで、疲労物質の処理が促進され疲労回復効果が期待できます。
また、身体の末端で疲れがたまりやすい足の疲れにも効果的です。
水圧のマッサージ作用で血行がよくなり、むくみや疲れがとれます。
2-2.リラックス効果
シャワー浴は交感神経が優位になりますが、全身浴は副交感神経が優位になります。
副交感神経が優位になると、身体の筋肉が弛緩し血圧が下がり、リラックスした状態になります。
交感神経は逆の働きがあるので、出勤前などにシャワーを浴びると脳が活性化して仕事の効率があがるでしょう。
また、水の浮力により身体を支えている関節や筋肉の負担が軽くなります。
脱力することでリラックス効果が得られます。
(おすすめ記事→アロマの健康効果は21個も!!生活にアロマを取り入れて仕事効率アップ!)
2-3.安眠効果
副交感神経が優位になることで、体温が上がり入眠しやすくなります。
入浴後1~2時間ほどすると、ほどよい眠気が起こり入眠することで、質の高い睡眠をとることができるでしょう。
2-4.ニキビ肌の改善
ニキビが出るのは、体内にたまった老廃物が原因とも言われています。
全身浴で血流が良くなり、汗をかくことで老廃物が排出され、ニキビ肌や脂っぽい肌を改善することができます。
2-5.心機能の強化、血圧低下
全身浴では水圧により心臓や血管に負担がかかります。
心機能の働きが活性化し、血流がよくなり血圧が下がります。
2-6.保温効果
身体を温め、免疫力を上げることができます。
また、意外と多いのが内臓の冷えです。
脂肪が増えて血流が悪くなったり、食生活が乱れたりして、内臓が冷えて機能が衰えてしまいます。
全身浴で内臓が温まることで、病気を予防したり、痛みを緩和したりできます。
慢性の肩こりや腰痛も、患部を温めることで痛みが落ち着きます。
特に事務仕事がメインの人は、全身浴をおすすめします。
2-7.ダイエット効果
血行が促進することで、新陳代謝が上がりダイエット効果が期待できます。
また、老廃物が排出されて、痩せやすい身体になります。
3.その他の全身浴の効果とは?
全身浴は、心身ともに疲れを癒やす効果があることがわかりました。
シャワー浴でもある洗浄効果は、もちろん全身浴にもあります。
疲れて帰ってきたときは、軽くお湯で身体を流して、そのままお湯に浸かるのもよいです。
それだけで洗浄効果により表面の汚れは落ちます。
気になる人は汗のかきやすい部位を洗うとよいでしょう。
4.全身浴の方法とは?
シャワー派の理由で「長湯ができない」という点について、よく話を聞くと「のぼせてしまうから」ということでした。
のぼせてしまうほど長湯をするのは、効果的な全身浴の方法ではありません。
全身浴の効果を得るには、「肩までたっぷりの水量で40℃のお湯に10分」がよいでしょう。
40℃というと、さほど熱い温度ではないのですが、それでものぼせやすい人は38℃~40℃で温度を調整してみてください。
また、お風呂好きの人は長湯の人も多いです。
長時間の入浴は、皮膚のバリア機能を低下させ、肌の乾燥を招きます。
長湯を避け、入浴後は10分以内に保湿を行ってください。
またのぼせやたちくらみ、湯冷めなどをする場合がありますので、怪我や風邪にも注意しましょう。
4.どうしてもシャワー浴派の人へ
ここまで、全身浴の効果をご紹介してきましたが、どうしてもシャワー浴がよいという人のためにシャワーでも効果があるアイテムや方法をご紹介します。
また、お風呂掃除が楽になる方法をご紹介します。
4-1.シャワーヘッド
シャワーヘッドは年々進化していて、シャワーを浴びるだけで全身浴の効果を得られるものがあります。
おすすめはボリーナのマイクロナノバブルシャワーヘッドです。
独自の技術により、シャワーの水に細かい気泡を含ませて皮膚へ浸透しやすくしています。
このシャワーヘッドにすることで、表皮の汚れだけでなく毛穴の汚れを落とし、身体や頭皮などの気になるニオイを減らしてくれます。
また、保温効果も普通のシャワーヘッドに比べると6倍高く、肌の表面温度が下がりにくいのも特長です。
その他、肌の潤いが持続して美肌効果が期待できます。
シャワーの水あたりが優しく肌の弱い人でも気持ちよく使えることができ、節水効果も高いです。
4-2.足浴と水圧マッサージで疲労回復
シャワーでは疲労回復効果が得られないので、その効果を得るためにシャワー時に足浴をすることをおすすめします。
シャワーで身体を洗っている間、足浴をするだけで、末端の血流がよくなり疲労回復効果を得られます。
シャワーヘッドの水圧を利用して、足からふくらはぎにかけてお湯を当ててあげるのもよいでしょう。
マッサージをされているのと同じ効果があり、疲労回復効果が期待できるでしょう。
(人気記事→体が楽になる!疲れをとるマッサージのコツとは?)
4-3.ミストサウナ
自宅にミストサウナなどの設備があれば、それを利用すると美肌効果や保温効果が得られるでしょう。
4-4.防水ブックケース
風呂の時間がもったいないと考えている多忙な人は、入浴しながら本を読むのはどうでしょうか。
防水ブックケースや譜面台のようなものを使って、読書する人が増えています。
忙しいとゆっくり読めない読書が、入浴しながら集中して読めるのでおすすめです。
ただし、のぼせたり、湯冷めしたりしないように読書を楽しみましょう。
防水スマホケースもありますが、入浴時のスマホはあまりおすすめできません。
スマホの画面のライトで脳が覚醒してしまい、せっかくのリラックス効果が得られなくなりますし、破損や感電などのリスクもあるからです。
4-5.お風呂掃除が嫌いな人へ
浴槽を洗うのが面倒で、シャワーを使っている人は「炭」を使ってみてください。
炭を入れると、アルカリ性の柔らかい水に変わります。
保温効果も高いので入浴剤として炭を使う人が増えてきていますが、炭は汚れを吸着する働きがあるため、掃除嫌いの人にもおすすすめです。
炭を入れたお風呂は、毎日洗わなくても大丈夫です。
保温効果や美肌効果もあるので、試しに使ってみてください。
まとめ
全身浴には、心身ともに疲れを癒やす効果があります。
仕事で疲れて帰ってくると、手短に済ませたい入浴ですが、全身浴することで翌日のコンディションが変わってくるでしょう。
健康維持のための10分と思い、身体のケアをしてあげましょう。
Yuruu
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