冬がもっとも危険な季節!ドライアイ対策徹底法

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パソコンやスマホの使い過ぎで目の疲れを感じたり、ちょっと目が乾いているなと感じたりしたことは誰にでもあるはす。

実はその症状の裏には、危険が潜んでいるかもしれません。
それが「ドライアイ」。

今回は冬になりやすいドライアイの症状と対策をご紹介します。

1.「目が疲れた」の正体とは?

目が疲れたなと思うとき、多くの人は目を休めたり、遠くを見たりといった対策を行っているかもしれません。

そんなとき、疲れ目が一時的に回復したように感じるものですが、また作業を再開すると目が重くなったり、ピントが合わなくなったりすることがあります。

そんなとき、目の中では何が起きているのでしょうか。
「目が疲れた」というのはどんな状態のことなのでしょうか。

そもそも、なぜ目が見えるのかということから考えてみましょう。

1-1.毛様体筋の疲労

人間の目が「物を見る」ときには、脳と視神経が大きく働いています。
眼球の中にある水晶体を通して入ってきた映像は、網膜から視神経を通じて脳に伝えられます。

それでは、目に疲れを感じているというとき、この物を見るという過程のどこになにが起きているのでしょうか。

実は疲れを感じているのは、水晶体や網膜ではありません。
疲れを感じているのは、水晶体の周りの筋肉「毛様体筋」です。

この毛様体筋は水晶体に対して働きかけている筋肉です。
毛様体筋が働くことで水晶体は厚さを変え、その結果、近くの物や遠くの物にピントを合わせることができます。

しかし、毛様体筋は遠くを見ているときには弛緩しているのですが、逆に近くのものにピントを合わせているときには、緊張している状態です。

言い換えれば、パソコンやスマホといった、仕事にも日常にも不可欠なものを操作しているときには常に毛様体筋は力が入りっぱなし。

毛様体筋は非常に小さな筋肉ですが、筋肉である以上は働き続けると乳酸が溜まり、動きが鈍くなっていきます。
他の筋肉であれば、運動をすることでポンプの役割を発揮し、乳酸は血液に乗って流れていきます。

しかし、近くを見続けている状態が続いているため、毛様体筋は収縮することができず、疲労物質は溜まり続けてしまいます。

疲れ目を感じたときには遠くを見ればいいというのは、毛様体筋を動かす作用を期待してのことですが、現代社会は遠くを見るのが難しい環境です。

さらに、遠くを見る機会が少なくなると、毛様体筋は収縮したまま固まってしまい、疲労物質を流すことも困難になります。
そうなってしまうと、緊張したままの毛様体筋には疲労物質がたまり続けることになってしまいます。
(人気記事→目の疲れの原因と予防法。簡単にできるおすすめの方法3選!

1-2.目の疲れからくる頭痛

さらに目の疲れは、頭痛などの症状を引き起こすことがあります。
しかし、なぜ目の疲れによって頭痛が引き起こされるのでしょうか。

実はこれも毛様体筋の使い過ぎに原因があります。

毛様体筋を使いすぎていると、緊張したまま固まってしまうというのは上述のとおりですが、この状態の毛様体筋は、本来の「ピントを合わせる」という能力も非常に低下しています。

通常の状態であれば、見たいものと少し距離が離れたり近づいたりすると、毛様体筋は水晶体の厚さを微調整して、物がはっきり見える状態に導きます。

しかしオーバーワークの毛様体筋は、そのような細かい動きができなくなっている状態です。
つまり、きちんとピントが合わないままで見たいものを見なければいけません。

すると、ぼんやりとしか見えない映像をはっきりとした映像にしようと、今度は視神経が過剰に働き始めます。
この時、視神経の働きをサポートするため周囲にある血管が膨張、神経を圧迫することで頭痛が発生します。

このとき、視神経だけでなくもっと大きな影響を受けるのが三半規管です。

三半規管は耳の奥にある、バランスを保つための器官ですが、三半規管はピントが合わないのは身体が揺れているせいだと判断、間違った情報を脳に伝えてしまいます。

その結果、脳が混乱に陥り、頭痛だけでなく吐き気などを感じるということにもなってしまいます。

このほかにも、毛様体筋が働かない分を補おうと、頭の周囲の筋肉や首、肩なども働き始めるため、肩こりや首の痛み、背中の痛みなどにも発展してしまうことがあります。
(おすすめ記事→目の疲れに頭痛が伴うと最悪失明する場合も!!~眼科ナースのアドバイス3~

2.ドライアイの原因とは?

一方、疲れ目に対して「ドライアイ」は目の乾燥が原因で起こる症状です。

通常、人間は1分間に15回程度のまばたきを行っていますが、パソコンによる作業やスマホの操作に熱中していると、この回数が三分の一、つまり1分間に5回程度まで落ちてしまいます。

そうなると涙の量が減少、ドライアイになってしまいます。
また、問題は涙の量だけではありませんが。まばたきをした場合、まぶたのふちにある「マイボーム腺」という部分が刺激されます。

このマイボーム腺は油を分泌、目の周りに油の膜を張ることで、眼球から水分が蒸発することを防いでくれます。

この油の膜は約10秒程度でなくなってしまいますが、まばたきを繰り返すことで、再び油の膜が張りなおされて、水分蒸発を予防することができます。

2-1.まばたきの回数や質の低下

目を保護する役割をもつまばたきですが、まばたきをする回数が少なくなると、油の膜も破れやすくなり、結果として目の表面の水分がさらに失われてしまいます。

パソコンやスマホの作業中、まばたきの回数が減るのは脳がまばたきよりも、目の前の作業を優先させるからだと言われています。

画面を見続けることが重要だと考えて、まばたきによって目が見えなくなる時間を減らそうとしているのですが、これはまばたきの回数だけでなく、まばたきの質にも影響します。

通常、まばたきはしっかり目を閉じ、開けることで古い油の膜や細胞をぬぐい、新しい涙を分泌させて目の健康な状態を保ちます。
しかし作業中のまばたきは、目の前の作業を優先させるため、しっかりと目を閉じていないことがあります。

この状態では、常に空気にさらされている部分があるため、目の健康に対して、非常に悪い影響を与えてしまいます。
コンタクトレンズを装用していると、目の環境はさらに悪化します。

実はコンタクトレンズを使っている人は、使っていない人に比べてドライアイになりやすいという説があります。

実は目も呼吸をしていて、通常の場合は大気から直接酸素を取り込んでいます。
しかしコンタクトレンズを装用しているとどうしても取り入れる酸素が不足してしまいます。

酸素が不足すると、目の代謝が低下、古い涙と新しい涙を入れ替えることができないということになり、涙のバランスが崩れてしまいます。

2-2.涙の質の低下

涙というのは悲しいときに出るものだと思い込んでいる人がいますが、実は涙にはもっと大切な機能があります。

それが外からの刺激に対する眼球の保護。
眼球は非常に繊細な構造になっていますが、同時に常にむき出しの状態です。

その目を保護するため、涙が必要になります。
実は涙というのは単なる水ではありません。

涙は「油」「水」「ムチン」という三層の成分から成り立っていて、単なる水に比べて高い保水効果を持っています。

しかし、眼球の酸素が不足して環境が悪くなると、涙の質が低下、油やムチンの層が減って、蒸発しやすくなった状態に陥ります。

この状態になると、涙は目の表面に定着できなくなり、どうしても乾燥が進行してしまうのです。
また、周囲の環境がさらに目に負担をかけることもあります。

オフィスなどではエアコンによって温度が調節されていますが、エアコンを使い続けていると湿度が低下、さらに乾燥が進みやすくなってしまいます。

実際に、夏場より乾燥しがちな冬はドライアイが進行しがち。
夏場ならオフィスの外に出れば湿度が回復しますが、冬場はオフィスの中も外も乾燥しているため、どうしてもドライアイが進んでしまうのです。
(おすすめ記事→視力低下で失明の危険も!?40代になったら定期的に検査を!!

2-3.ストレス

オフィスの乾燥やまばたきの回数が減少する以外にも、ドライアイの原因となることがあります。

その代表が「ストレス」です。
ストレスを感じた場合、涙の質が低下、一層乾燥が進んでしまいます。

またストレスは涙の分泌量自体も少なくしてしまうことがあるため、すでにドライアイになってしまったと言う人は、それが原因のストレスにより、さらに症状が悪化することもあります。

ドライアイを軽減するためには、ストレスに気を付けることも必要です。
また、乱れた食生活や栄養不足によってドライアイが進行することもあります。

3.ドライアイの症状

ドライアイといえば目が乾くというだけの症状だと思われがちですが、実はそうではありません。
ドライアイになってしまうと、他にも大きな影響が発生します。

まず大きい症状は「目の痛み」。
通常であれば、目は涙によって保護されているため、なんの問題もなくまばたきをすることができます。

しかしドライアイは粘膜に異常のある状態です。
そのため、まばたきをすることで目の表面に摩擦が起きて、大きな違和感を感じたり、場合によっては強い痛みを感じたりします。

また、通常はレンズの働きをしている水晶体も、ドライアイになると水分の不足によって表面に凹凸が生まれます。

水分がたっぷりとある状態の場合、水がその凸凹を補正して視神経に正しい映像を送ることができますが、乾いた水晶体では光が正しく通らず、常にまぶしさを感じることもあります。

さらにドライアイが原因となる症状には、結膜下出血があげられます。
これはまぶたの中にある「結膜」の下の小さな血管が破れて出血している状態です。

白目の部分に血が染まるのが主な症状です。
この結膜下出血も目の乾きによる摩擦によって起きることがあります。

白目全体が赤くなることもあるため、人前に出たくないなど日常生活に支障が生まれることもあります。

さらにドライアイになると、メンタル面での影響が出ることもあります。

これは見えにくい状態を長期間我慢したことが原因になるもので、抑うつ症状が現れることすらあります。

4.ドライアイになる目の病気とは

ドライアイの主な症状は「目の乾き」ですが、より深刻な病気が隠れている場合があります。。

例えば「シェーングレン症候群」。
これはリウマチや膠原病と同じく、自分の免疫が自分の身体を攻撃する免疫疾患の一種で、涙腺や唾液腺に影響し、涙や唾液が分泌できなくなるという症状があります。

また、ドライアイの症状が出るときには、薬剤などの副作用が原因となる「スティーブンス・ジョンソン症候群」を疑われる場合もあります。

この「スティーブンス・ジョンソン症候群」は薬のアレルギーによる病で、一般的に市販されている風邪薬や頭痛薬を服用することで起きることがあります。

この「スティーブンス・ジョンソン症候群」は命に係わる重篤な病気なので、単なる目の乾きと侮らず、すぐに医療機関を受診することが必要です。

5.やっておきたいドライアイ対策

ドライアイを防ぐためには、まず「保湿」が重要になります。
家にいるときには加湿器を使用する、エアコンの設定変更をするといった対策を行うことでドライアイを軽減することができます。

さらにもっと重要な対策が「睡眠」です。
というのも、睡眠中は目を閉じているため、涙の循環が続いている状態。

さらに睡眠中は副交感神経が優位になっているため、脳や神経を休ませ、リフレッシュすることができます。

睡眠が不足すると、このリフレッシュが上手くいかず、ストレスが溜まり続けてドライアイを悪化させてしまうことも考えられるため、しっかり睡眠を取り身心のバランスを整えることも重要なドライアイ対策です。

もちろん、長時間のパソコンやスマホ使用を控えるということも必要です。

食生活の面から考えると、ビタミンAの摂取が大切になります。

ビタミンAは暗いところでの目の働きを強めるだけでなく、目の粘膜を保護する働きもあるため、ドライアイ対策としては非常に有効です。
ビタミンAはうなぎや豚レバー、緑黄色野菜に多く含まれています。

また、ビタミンB群やビタミンCも目の機能を高めたり、疲労回復を促したりといった役割があります。

ちなみに、目に効くとされるブルーベリーなどに含まれるアントシアニンは、視神経の再生に効果があると言われるものなので、直接ドライアイに効くというわけではありませんが、補助的な役割として補給しておくとさらに目を健康に保つことができるでしょう。
(人気記事→しょぼしょぼ目でお困りの方へ!目の疲れにオススメのサプリ5つ

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まとめ

ドライアイは単に目の乾きだけでなく、悪化すると様々な影響が出てきます。

なんだか最近目が乾く、違和感があるという場合、一度専門機関の受診をおすすめします。

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T.Ttally

T.Ttally

食べたい欲望や体の衰えと戦うアラフォーライター。日夜新しいトレーニングやダイエットレシピなどを自ら実践、紹介しています。
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