科学的なアプローチで合理的に痩せようと思う人は珍しくなく、様々なダイエットが開発される根拠にもなっています。
近年注目されているのが、遺伝子検査によるダイエットです。
遺伝的に最適なダイエット方法を取り入れることで、効率的に痩せることができます。
人によって太り方や痩せ方の傾向が違うため、遺伝的な特性を知ればダイエットの効率化が目指せるのです。
1.遺伝子検査ダイエットとは?
遺伝子の研究は医療や美容分野での活用が進んでいて、美容やダイエットにも取り入れられることが増えています。
ダイエット先進国のアメリカで、遺伝子検査を取り込んだダイエット法が開発されたことで話題になりました。
これは遺伝子を調べて遺伝的にどのような食生活で太りやすくなるか、どのような運動が痩せるのに最適なのか調べるものです。
日本でも同様のサービスが増えていて、格安のサービスも誕生しています。
検査キットで口の粘膜などを摂取して検査機関に送って遺伝子検査を受け、レポートと共にダイエットの提案を受ける方法や、医療機関で直接遺伝子検査を受ける方法なども存在します。
パーソナルジムが最適なダイエットメニューの考案のために取り入れるケースも誕生するなど、遺伝子検査によるダイエットは身近なものになりつつあるのです。
遺伝子検査の方法とどこまでサポートを受けるかで価格が大きくかわるため、どのようなダイエットをしたいのか考えておくとよいでしょう。
様々な企業が遺伝子検査を組み込んだダイエットを提案しているため、比較も重要になってくるのです。
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2.遺伝子検査の方法と費用
遺伝子検査は普及しつつあるとはいえ、検査とダイエットを組み合わせた提案は高額になるのが一般的です。
どこまでダイエットのサポートがつくかで価格が大きくかわります。
特にパーソナルジムのトレーニングの中に、遺伝子検査を組み込み、サポートしてもらうのは高額になりがち。
どのような情報を知りたいか、どこまでダイエットに生かしたいか、どこで検査を受けるかで費用が大きくかわるのです。
遺伝子検査キットを使った検査はもっとも手軽で値段も安いのが魅力です。
キットを郵送などで受け取り、口の粘膜などを採取して所定の方法で返送します。
キットは専門の分析機関で分析後結果が返送される形式です。
キットの発送と返送、検査結果が出るまでにどうしても間が開いてしまうため、結果が出るまでに数週間かかることがあります。
価格は数千円からになりますが、複数の遺伝子を多角的に調べるものであれば1万円を越えるケースもあります。
じっくり待っても良いという人におすすめの検査方法になります。
ただし、ダイエット以外に病気のなりやすさなどをチェックする検査キットを扱っている業者も存在するため、混同しないように注意が必要です。
逆に急ぎたい人は直接医療機関で遺伝子検査を受ける方法もあります。
ただし、どこの医療機関でも遺伝子検査が受けられるわけではありません。
そのためダイエット用の遺伝子検査ができる医療機関を探したり、予約が必要だったりするため手間がかかるでしょう。
また、医療機関で検査を受けても即日検査結果が出るわけはなく、結果が出るまでに時間がかかることもあります。
肥満遺伝子検査は別の機関に依頼している病院の場合は費用が1万円を割り込むことが珍しくなく、結果が出るまでの期間が短いほど費用が高くなる傾向があります。
医療機関で受けたからすぐに結果が出るわけではないため、どの程度で結果が出るかと費用の割に合うかを事前に確認することが大切です。
3.遺伝子検査ダイエットのメリットとは?
遺伝子検査ダイエットは、遺伝子の情報からどのようなダイエットが最適かを提案してくれます。
筋トレをした方がいいのか、有酸素運動をした方がよいかなどは人によって違いがあります。
遺伝子という情報の根拠があるからこそ、勘や経験に頼らずにダイエット法を選択できるのは大きなメリットです。
特に何度もダイエットに失敗した経験がある人からすれば安心できる指針の一つになってくれます。
食習慣的に踏み込んでどのような栄養をとればいいのか、何に注意すればいいのかまで提案してくれるケースもあります。
パーソナルジムと組み合わせた場合は、情報に基づいた食事メニューの提案やトレーニングメニューの構築など総合的なサポート受けることができるのが魅力です。
ダイエット方法の提案を受けても、それを続けられるかは本人の意志次第になるため、自分で実際に継続できるのか考えることも大切になるからです。
情報さえあれば、ジムでトレーナーと相談した上でメニューを構築するといった自由度も高まります。
オーダー感覚でトレーニングメニューを組みたててくれるジムに相談することで、効率的に痩せることができるでしょう。
もちろん、遺伝子検査ダイエットの提案通りに痩せられるならベストです。
どこまで細かく提案してくれるのか、生活サイクルなどにあったものかどうかなど、遺伝子以外の情報をどこまで考慮してくれるかでサービスを選んでいくのも方法です。
4.遺伝傾向別ダイエット
遺伝子検査ダイエットも身近なものになっているため、より確実なダイエットに繋げたい人におすすめです。
一方でダイエットにそこまでお金と手間をかけられるかどうかは人によって違いがあります。
即効性などには期待せずにマイペースにスタイルを良くしたい人や、健康維持のために痩せたい人などダイエットの目的自体も人によってかわります。
そのため、体型などから遺伝の傾向などを読み取りダイエット方法などを探る人も珍しくないのです。
遺伝的に太りやすい体型は大まかにわけて、りんご型、洋ナシ型、バナナ型に分けられます。
りんご型はお腹に肉がつきやすく、内臓脂肪などが蓄積しやすいタイプです。
洋ナシ型は皮下脂肪がつきやすく、お尻や下半身に脂肪が蓄積しやすいタイプです。
バナナ型は基本的に太りにくいものの、一度太ると痩せにくいのが特徴です。
それぞれに肥満になりやすい遺伝子が異なるため、自分の体型や太り方をみてどのタイプか分析してダイエット方法を考えることもできます。
4-1.りんご型おすすめダイエット方法
りんご型の体型の人は炭水化物を好きな人が多く、内臓脂肪がつきやすいのが特徴です。
炭水化物の消化吸収能力が弱く、脂肪として吸収されやすい体質の人が多いです。
消化能力が十分であっても、炭水化物に偏った食事をするとリンゴ体型になりやすいでしょう。
食事は炭水化物の量を減らして、たんぱく質の割合を増やすのがおすすめです。
たんぱく質は皮膚や血液、筋肉など体の様々な場所で使われます。
運動機能や頭の回転の維持に必要なアミノ酸もたんぱく質を分解して作られるため、肉や魚などの割合を増やすのがおすすめです。
植物性たんぱく質は大豆製品などで、納豆や豆腐、豆乳などで補うのもよいでしょう。
脂質の分解は胃に負担をかけるため、高たんぱく低脂質の食品を取り入れると効率よく生活に取り込むことができます。
もちろん、野菜や果物の割合を増やすのもおすすめです。
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4-2.洋ナシ型おすすめダイエット方法
炭水化物ではなく、脂質の分解が苦手な人が多いのが洋ナシ体型の人の特徴です。
女性の割合が多いのですが、男性でも洋ナシ型に分類される人もいます。
内臓脂肪ではなく皮下脂肪がたまりやすく、お尻や胸周りなどに脂肪がたまりやすく下半身にボリュームがあります。
リンゴ体型と見分けがつかないこともあるため、食生活が炭水化物に偏っているのか、揚げ物や脂質に偏っているかで判断することもできます。
揚げ物や脂質に偏った食事で太りやすい場合は洋ナシ型の可能性が高いでしょう。
また、下半身に脂肪が偏っている場合も洋ナシ型に多いです。
食習慣は、油物や脂質を減らすのが中心になります。
炭水化物と脂質が一緒になったクッキーやケーキなどが好きな場合は、クリームを低脂質のものを選ぶなど工夫が必要です。
食べ過ぎの傾向があるため、食事や間食の頻度を見直す必要があります。
皮下脂肪は内臓脂肪よりも落ちにくいので、ダイエットは持続的に取り組むことになります。
筋トレ外にも1時間程度のウォーキングや、サイクリングなどの有酸素運動を取り入れるのがおすすめです。
ゆっくりと体重を落としたい場合はこまめに動く習慣をつけることと、食生活の見直しをセットにして様子をみます。
リンゴ型だと思っていてもウエストの減りが遅い場合は、洋ナシ型を疑った方がよい場合もあります。
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4-3.バナナ型おすすめダイエット方法
バナナ型の人は基本的に太りにくく、筋肉がつきやすいのが特徴です。
ダイエットのために運動をしても筋肉がつくのが早いため、体重が減らず痩せて見えません。
筋肉は脂肪よりも比重が重いため、なかなか見た目に現れないのです。
体脂肪を計れる体重計などでチェックする、あるいはウエストサイズを細かにチェックするなど、数字を細かく分析しないとダイエットの効果がでているのか把握しづらいのです。
若い頃は痩せていて、年齢を重ねて急激に体重が増える人もバナナ型の人が多くなります。
バナナ型の人は一度体重が増えると体重を落とすこと自体が難しく、洋ナシ型よりも持続的な努力が必要になります。
部分的に痩せることが難しいため、体全体のバランスを考えながら体を鍛えるダイエットがおすすめです。
また、若い頃の食習慣を続けることで摂取カロリーが過剰になっているケースもあるため、適正なカロリーをとっているかをチェックすることも大切になります。
5.遺伝傾向別ダイエットの注意点
体型からダイエット方法を探る場合は、極端な食生活などが原因で体型がかわっていないか考えることも大切になります。
人によって脂肪がつきやすい部分はかわってきますが、飲酒の習慣が内蔵脂肪の蓄積に繋がるなど普段の習慣が影響を及ぼすケースがあるからです。
年齢によって太り方がかわることがあるため、ある程度差し引きで考える冷静さも大切になります。
年齢を重ねるほど代謝が悪くなるため、同じ食習慣を続けていても太りやすくなること、生活習慣や環境の変化などの影響も見逃せません。
どこに太る原因があるかを探すことがより正確な自分の肥満体質をチェックすることに繋がります。
遺伝子検査はより短時間で正解にたどり着くための方法になるため、試行錯誤自体が面倒な場合はお金を払った方が楽な場合もあるのです。
ジムのトレーナーには、経験的にどこに問題があるのか見抜ける人もいるため、プロに頼るというのも方法です。
食習慣や生活習慣が偏っている場合は生活自体を見直しつつ、どのようなダイエットが無理なく続けられるかを考える必要があるのです。
6.生活習慣と組み合わせたダイエットをする
遺伝子検査を用いたダイエットは、自分に最適なダイエットをする助けになります。
ただし、結果を聞いても行動に移さなければ効果を得ることはできません。
遺伝子検査で長期的なダイエットが効果的という結果が出る場合もあり、「自分には無理だ。」と入り口で挫折してしまう人もいます。
ポイントになるのが生活習慣などの情報と組み合わせ、できることから始めていくことです。
パーソナルジムで行っている遺伝子検査は、トレーニング方法や食事の提案などもセットで受けることができます。
しかし、一般的なキットを使った遺伝子検査ダイエットではそこまでのサポートを受けることはできないため、自分で考えながらダイエットを組み立てていくことになります。
身近な食習慣や運動習慣を見直し、何らかの形で運動を取り入れることは基本です。
身近な改善から始めて、継続的に体重をチェックして増えるのか、減っているのかを記録すると中長期のダイエットの計画も立てやすくなります。
体脂肪から結果がでる人もいるため、普通の体重計ではなく体脂肪計などを用意することでダイエットを持続しやすくなるでしょう。
まとめ
なかなかダイエットが続かない、結果がでないと悩んでいる人は、自分に合ったダイエット方法がわかる遺伝子検査がおすすめです。
様々な種類がありますが、内容と費用で自分に合う方法を選びましょう。
自分の体質にあった合理的なダイエットが可能となります。
まずは、どのような課題があるかをチェックして、今の自分にできるダイエットを継続することが大切です。
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